「死役所」あらすじ・感想・ネタバレ 第78条 「正義①」[後半]

「ひき逃げ事件」捜査のため、コンビニなどで防犯カメラの映像を借り、署に戻って映像確認する豊田さんと松田さん。

映像チェックの途中で、ウトウトしてしまう松田さんを、豊田さんは厳しく咎めます。

顔、洗ってこい!

立ち上がった松田さんは、そのまま後ろ向きに倒れてしまいます。


机の角に後頭部をぶつけた松田さん。

上司の警官は、松田さんを病院に連れていくよう、豊田さんに指示します。


松田さんの診察を待つ間、上司に電話する豊田さん。

どうやら、前話に出てきた「交通死亡事故」以降、ほとんど寝れていなかったという松田さん。

およそ一か月、不眠が続いていたことになります。

「知っとるか?あいつ同期三人辞めとるんじゃ」

松田さんは少し休ませる必要があり、ますます人が足りなくなる、と嘆く上司。

足らんのは人やない、努力じゃ


死役所 ©新潮社/あずみきし


旦那
旦那

「努力」「根性」という精神論で育てられた世代(私もそうですが)にとっては、割と普通に出てきそうな言葉ですが…。

今はそういう時代じゃない

そういう研修をたくさん受けされられ、私も少しは考えが変わってきたのか…豊田さんの言葉には、違和感を感じますね。



病院の小児病棟を訪れる豊田さん。

「ひき逃げ」に遭った、三歳の子供を見舞います。

本人は依然、意識が戻らず、付き添いの母親は疲れ果てたのか、子供の隣で眠っています。

必ず捕まえて、謝らせるけんな。待っとってな』


ひき逃げ事件の聞き込みを進める豊田さんに、電話が入ります。

お前の息子、飲酒運転と当て逃げで取調べ中だ


すぐさま署に戻った豊田さん。

取調室から出てきた長男・翼さんに詰め寄ります。

「この……馬鹿がっ!夜中に出歩いて、何しよるかと思うたら!今まで何回やった!?

三回……くらい……」

続けざまに、

一昨日の午後七時頃はどこにおった?」

その時間は、豊田さんが駆けつけた、「ひき逃げ事件」の時刻です。

まさか自分の息子が…と、疑って聞いたのです。


取調べを担当した警官が、車の色も違うし、友達の車でもないことを確認している、とフォローします。


「あの…このくらいで実名報道されんよね…?」

「全国には報道されんでも、地方ではされるじゃろうな」

「そんな…俺…大学受験あるのに…。どうすればいい?助けてよ、父さん!警察の力で何とか…」

翼さんを引っ叩いた豊田さん。

そのまま立ち去り、奥さんに電話します。


当たり前のことですが、動揺する奥さん。

「…お、お父さんはどうなるの?子供が飲酒運転なんて…警部補試験は受けられるの?

「アホ、そんなこと考えられるか!


おそらく奥さんに電話した時には、豊田さんの中で決心していたのでしょう。

「課長、辞めさせていただきます

死役所 ©新潮社/あずみきし



死亡事故を起こした訳でもないのだからと、慰留する課長に対し、

交通課の息子が飲酒運転など、絶対許されません。親として責任取らせてください」


「ですが、ひき逃げ事件だけは、警察官として最後まで責任持って、追わせてください」

退職の件は課長預かりとなり、犯人検挙に向かう豊田さん……。


旦那
旦那

他人に厳しい」豊田さんですが、「自分にはもっと厳しい」ようですね…。

上司に慰留されたら、「お言葉に甘えて…」となりそうなものですが、豊田さんにその意思はなさそうです。

が、「ひき逃げ事件」だけは解決したい、と。

さて、この登場人物の「どなたが亡くなるのか」という所が注目ポイントですね。

「ひき逃げ」に遭った、意識不明の三歳児か、机の角に後頭部を強打した、豊田さんの部下・松田さんか…。

亡くなった方が「死役所」を訪れた後の展開を考えると、「ひき逃げ犯本人が自害」という線も、無くはないかと。

「怖くなって逃げだした」ものの、罪の意識に耐えられず、自害。

死役所を訪れ、シ村さんに皮肉を言われ、松シゲさんに宥められる…的な?

豊田さんは「ひき逃げ事件」を解決できず、時効と同時に退職……とか。

豊田さん報われない展開ですがね。


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