【本記事には「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」第15巻のネタバレを含みます】
表紙はかぐや(氷)とかぐや(アホ)。
髪を結わえているかぐやも可愛いですが、(氷)のように髪を下ろしているのも可愛いですねぇ…。
第142話☆四宮かぐやについて④
目覚めのコーヒーを白銀会長に淹れてもらったかぐやは、開口一番
「不味いわ」
今のかぐやは「かぐや(氷)」であり、これは彼女の社会性仮面。
普通の人でも、家族といる時、友達といる時、恋人といる時、ネット上、それぞれ「自分」を使い分けるものです。

かぐやの場合「四宮家」というある意味「特殊」な環境に育ち、その教育プロセスは極めて厳格なものだったため、彼女の人生に根付いた(氷)の仮面は、時に別人格と思えるほどに、強固なものでした。
会長もかぐやの異変に気づいてはいるものの、その真相までは達していません。
かぐやが「かぐやちゃん」になってしまったため、話し合いができなかった文化祭の件、かぐや(氷)の方から話を振ってきます。
会長的には「恋人…じゃないか」と考えていましたが、かぐや(氷)からは
「キッスしたくらいで彼氏面ですか。子供じゃないんですから」
バッサリ斬られます。
「そんなもの、気分が乗れば誰にだってしますよ。今だって、そう。なんなら今してみますか?キッス」
かぐや(氷)は目をつむり、会長からのキスを待ちますが、キスが来ません。
薄目を開けてみると…会長もキス待ち顔。
イラついたかぐや(氷)は、会長を引っ叩きます。
スマホの充電が切れ、迎えが呼べないから歩いて帰るというかぐや(氷)を、送っていくことにした会長ですが…。
かぐや(氷)の「手が冷たい」(手を繋いでほしい)アピールに全く気付かず、呆れたかぐや(氷)はタクシーを捕まえ、
「会長は、女の子一人まともにエスコートできないんですね。お可愛いこと」
と捨て台詞を残し、タクシーに乗り込みます……。
第143話☆かぐや様は気づかれたい(氷)
かぐや(氷)は、相変わらず会長に冷たいまま…しかし、本音は「気づかれたい」。
トイレで香水をつけたかぐやは、直後に会長と遭遇し、全力で逃走。
かぐやの付けた香水は「ミドルノート」特化型で、トップノートは若干「オバサン臭い」ため、その臭いを嗅がれたくなかったのです。
そんなかぐやの行動を、一ミリも理解できない会長。
「無視するし…いつもより表情が暗いし……!髪は下ろすし、普段しない香水のいい匂いがするし………!心配なんだよ!!」
ちゃんとかぐやの香水に、気付いていた会長。さらに、
「昨日四宮が寒い寒い言ってたのって、手を繋げってことだったりする?」
「しょ……しょんなわけ無いでしょ!!」

氷で動揺すると、「しょんなわけ無いでしょ!」になるんですね…可愛いわぁ…。
第144話☆かぐや様は許したい(氷)
定期開催される「柏木さんへの恋愛相談回」ですね。
今回は「これは友達の話」という枕詞を付けますが、「お為ごかしは時間の無駄」と、「自分と会長の話である」ことを前提に、話し始めます。
お為ごかし
人のためにするように見せて実は自分の利益を図ること。
相談内容は、
「会長からキッスしてほしいけど、うまくいかない。会長を前にすると、何故か素直になれない」
というもの。
一方の白銀会長、以前は相談相手に石上会計を選んでいましたが、今回は「女子の気持ちが知りたい」ため、四条眞妃を相談相手に選びます。
「まあこれ、友達の話なんだけどな?」
という「無駄」な枕詞を使い、かぐやとのいきさつを話すと……。
「汲んであげてーーー!!!私からお願いするから、気持ちを汲んであげてーー!!こっちだっていっぱいいっぱいなの!!分かってお願いーー!!」
会長のいう「友達の相手の女性」に、恐ろしいほどのシンパシーを感じます。
「これ、もしかして御行とおばさまの話?」
気付かれました。
かぐや、会長とも、相談相手の柏木さん、四条眞妃に、「大人のキッスまでした」ことを告白…。
が、関係ないところで一番被害を被ったのは、石上会計でした。

第145話☆かぐや様はいただきたい(氷)
かぐやのことで悩み続けて夜も眠れず、羊ではなく「棺」を数えるくらい、追い込まれている白銀会長。
第5話以来の、手作り弁当を持参します。
その時は「食べたい」と言い出せず、歯痒い思いをしたかぐやですが、今はかぐや(氷)です。
目的のために、的確で確実な行動が取れます。
「あーお腹が減りましたー。今日は料理人が帰省中なのを忘れていました。あー、空腹のあまりお腹と背中がくっつきそうだわー」

かぐや(氷)は、賢いのかおバカさんなのか…。
藤原書記と伊井野ミコ会計監査のジャマのおかげで、かぐやに対してどう接するのが正解か分からない会長ですが、意を決して
「四宮、腹減ってるんだろ!これを食え!」
会長の手の震えのせいで、落ちそうになるタコさんウィンナー。
「はむっ」っと食いつくかぐや。
「四宮、口元。ケチャップ付いたぞ」
「あら、どこでしょう?きれいにして頂けますか?」
会長の両手を掴んだ状態で、
「はやく、きれいにして」
さすがの会長にでも分かる、キス待ち。
しかし……キスしようとした会長は、そのまま床に崩れ落ちます……。
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第146話☆私たちの仮面(かぐや編①)
幼い頃から、厳しい教育を受けてきたかぐや。
「人を頼らず、使い、操り、必要ならば切り捨てる。怒りや悲しみを顔に出してはならない、泣くなど以ての外」
人の気持ちを慮ることのできないかぐやは、対人関係で失敗を繰り返してきました。
『家柄が良いと、人は放っておいても集まってくる。だけど、人は私から泣きながら離れていく』
「人が怖い」と思うようになったかぐやは、「人を傷つけない」ために、「人から離れよう」と思うように。
一人は寂しいけれど、人を傷つけずに済む安堵感、平穏を手に入れたかぐや。
しかし……白銀会長に出逢ってしまった。会長を好きになってしまった。
そして今度は大好きな、会長のことも傷つけてしまった。会長が倒れた原因は「過労」だと。そしてその原因は、「自分」…。
脳内でかぐや(アホ)を呼び出し、自分と交代してくれと頼むかぐや(氷)。
しかし、それを拒むかぐや(アホ)。
氷の願いは「かぐや」の願い、
「そんな面倒くさくて可愛くない、『四宮かぐやの半分』に、会長がキッスしてくれたなら…きっと幸せで死んでしまうわ」

会長が目を醒まし、医者を呼ぶと…現れたのは、かぐやに「恋の病」の診断を下した医者……。
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第147話☆私たちの仮面(白銀編①)
白銀会長を診た、心臓外科の第一人者「田沼正造」が下した診断は……やはり「恋の病」でした。

この「田沼正造」、実は「田沼翼」くんのお祖父さんです。
「田沼翼」…って誰?って感じですよね。柏木さんの彼氏です。神っちゃってる彼です。
そして、田沼正造も、その息子(翼くんのお父さん)も、17歳で「でき婚」しているのです。
そして、翼くんは今17歳…田沼正造は「戦々恐々」としています。
柏木さんも「初キッスから二ヶ月」と白状してますしね。
これは…後々「柏木さんご懐妊」話が出てきますかね?
という余談は置いといて、会長が倒れたのは「精神的な負担」であり、「辛いことがあるなら吐き出していい」という田沼に対し、
「辛いことなんて無いですよ」
と否定する会長ですが……一旦口を開いたら、出てくる出てくる辛い話。
幼稚園受験、小学校受験に失敗し、母の興味が自分から離れていくのを肌で感じた、と。
「素の自分は受け入れてもらえない。」
そもそも、会長がかぐやと出会ったのは「一年生の春」でした。
当時、生徒会庶務だった白銀会長は、かぐやが授業で使う荷物を運んでいるのを見て、「手伝うよ」と声を掛けるも、完全無視。
生徒会室で落ち込んでいると、これも当時生徒会会計だった、広域指定暴力団組長の娘・龍珠桃に「虚勢の一つも張れねぇで、女にモテるかよ」と言われ、一念発起。
四宮かぐやに、試験での勝負を申し出ます。
拒否するかぐやに
「負けるのが怖いのか?」
と煽る会長。
その日から「白銀御行」を認識されるようになった、と。
実際に、それまで学年一位だったかぐやに勝ち、会長が学年一位に。
かぐやだけでなく、学校全体が「白銀御行」を認識するようになった。
そうやって作り上げてきた、会長の大きな社会性仮面。
その話を、廊下で、「聴診器を使って」盗み聞いていたかぐや(と早坂)。

「私は会長の頑張る姿が好き。だけど、それが全てじゃない。会長に伝えなきゃ。普段頑張ってる人が、ふと見せるか弱い面にグッとくる…それ位、私にもわかるのよ、って」
第148話☆かぐや様は告りたい(氷)
「恋の病」と診断された白銀会長は、点滴を受けて自宅に戻りました。
が、「四宮が不機嫌な理由」は未だ分からず、四宮家でバイトしている「ハーサカ」(早坂、対白銀仕様)なら知っているかも、とラインします。
時を同じく、会長に面と向かうと上手く話せなくなる、というかぐやの悩みを聞いていた早坂は……。
「かぐや」←(口頭)→「早坂」←(ライン)→「会長」という形で、「かぐや」と「会長」お互いの意思疎通を取り持つことに。
「会長とキッスした日、嬉しくて、暫くは幸せで胸が一杯になるかと思ってたのに、胸に、刺さるような寂しさがあった。
会長は私に全部を見せてくれない。そして私も、おんなじだって気づいた。
自分の半分を隠して、お互い半分しか知らないまま恋人になるのは、すごく悲しい。
私は、私の全部を見せて、その上で、私は貴方の全てが好きって言いたいの」
しかし、会長の考えは違っていました。それは「持ってる奴」のセリフだと。
『卑屈で、臆病で、ポンコツの俺が、出来の良い奴と渡り合う手段は一つ
人より多く時間を掛けることだけだ

本当の自分なんて、一生見せるものかよ』
第149話☆かぐや様はこれでいい
石上会計と伊井野ミコ会計監査は、二人とも子安つばめ先輩のクリパにお呼ばれ。
かぐやと白銀会長は、藤原書記宅のクリパに参加。
会長と藤原は、各々の妹(白銀圭、藤原萌葉)も参加です。
「かどまツリー」「ししまトナカイ」「なまはげサンタ」を祀る、正月とクリスマスを混ぜた「奇祭」に戸惑う会長でしたが、パーティーはそれなりに盛り上がります。
プレゼント交換では、残念ながらお互いのものを交換とはなりませんでしたが、二人きりになった際に「会長用」のプレゼントを手渡すかぐや。
「会長は……無いのですか?私に…何か……」
「ある」
と答える会長で、実際に物は用意してあったのですが、選んだものが納得いっていない様子。
「これは違うんだ--四宮にはもっと完璧な--だから--」
かぐや(氷)、キレます。
「わからない人ね。完璧じゃなくても、良いと言っているのよ!」
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第150話☆普通のロマンティック
「完璧じゃない」プレゼントを隠したいがため、藤原書記宅から必死で逃走する白銀会長。
そして、そのプレゼントが「会長の隠したい面」と考え、是が非でも捕まえようとするかぐや。
クリスマスの夜、意固地な二人の追いかけっこは、公園で決着します。
「好きな相手には自分を見てほしい。全てを分かち合って、全てを分かりあえたら、そんな素敵なことはない」
と主張するかぐや。
最近のかぐやがおかしかったこと、そしてかぐやが言わんとしていることを、やっと理解した会長。しかし…、
「好きだからこそ、弱い部分は見せられない。弱い部分を見せて幻滅されたら、相手の許せない要素を自分が持っていたら、好きな相手であるほど、余計見せられない」
会長の言わんとすることも、理解するかぐや、しかし自分は「氷」の部分を見せたのだから、それでは「見せ損」だと。
しかし、かぐやの冷たい面に対して、会長は
「人を傷つけたくなくて、人と距離を置いてるんだと気づいたとき、可愛いじゃんって思った」
会長は、かぐやが人と距離を取っている真意を理解したうえで、そういう「冷たさ」は嫌いじゃないから、それで自分の弱いところを見せろって言うのは、交換条件にならない、と。

二人とも「可愛いじゃん」って思う私がいる…。
最後は力技でプレゼントをもぎ取ったかぐや、中身は……「高級けん玉」。
ムードもへったくれもない「高級けん玉」、イルミネーションもない「児童公園」、
「こういう普通なのも、私はロマンティックだと思うから」

第151話☆ファーストキッスは終わらない
すれ違い、ぶつかり合い、やっと「手を繋いだ」二人。
家柄も才能も、何もかも「格」が違う二人がこうしているのは、やはり「背伸び」をしたから。
だとすれば、今後も会長は「背伸び」を続けなければならない…。
「かもしれません。だけど、疲れた時は、少しだけ一緒に休みませんか?
時々は強がるのをやめて、寄り添い支え合って、倒れそうなときは側に居て。
冷たい掌だって、二人で重ねれば温かい。
きっとそういうのが、『付き合う』って事なんじゃないですか?」

それもう「付き合う」って言うか「生涯の伴侶」…達観してますね…。
よく見れば「高級けん玉」だけあって、下の布地も高級なものでした。
その布で髪を結うかぐや。

「会長の冬休み…私に一日頂けますか?デートをしましょう。ちゃんと言葉にしたいことがあります。」

どこかで聞いたことのあるセリフですね…。
ツンデレが「デートをしましょう」というと、しっくりきますね。
某物語のガハラさんのよう…。
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