【本記事には「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」第11巻のネタバレを含みます】
表紙は「スミシー・A・ハーサカ」仕様の早坂です。可愛いなぁ……。
第102話☆かぐや様は気づかない
第101話で、「幼稚園の頃から使っていた」ガラケーから、スマホに機種編したかぐや。
スマホに乗り換えたかぐやを待っていたのは…「既読システム」
ガラケーを使い続けていたかぐやには、未知のシステム。
しかも、白銀会長とのメッセージ画面を、ずーっと開き続けていたため「即既読」、しかも2時間のうちに三連続…。
『さては四宮の奴、ずっと俺とのトーク画面を眺めていたな…2時間もの間…そんなの、好きな奴相手にしかしないよな!』
会長からの通話で、「既読システム」を理解したかぐや。
「四宮……もしかして俺のことが--」
「どうにかしなさい」と書いた紙を早坂に突きつけ、怖い顔するかぐや。
「かぐやへのメッセージは、家のものがPCで検閲してるから、すぐに既読が付くことがあるの。上流階級では当たり前だよ。」

と「ハーサカ」に答えさせ、窮地を脱したかぐや……。
第103話☆白銀御行は取り持ちたい
石上会計と伊井野ミコ(会計監査)は、犬猿の仲。
お互い相手のことを思って、相手のために行動することもある
(石上の場合、怖い「癒しCD」の件、ミコの場合、中等部の頃の反省文の件)
のに、「それを相手に言わない」のが、変に状況を拗らせます。
もう少しどうにか、ならないものか…そう考えた石上とミコの監督者である、白銀会長と大仏こばちは、「なかよし大作戦」を決行します。
まずはお互いを褒めてみよう、というミッションに、「バカらしい!」「センスゼロ!」「最低な企画!」と不満を口にする石上とミコ。
実は会長発案の作戦で、激しくヘコむに仕方なく取り組む二人。
その後も「耳かき」「あ~んする」「お姫様だっこ」「ポッキーゲーム」といったミッションに挑戦するも、まったく仲良くなる気配なし。
万策尽きた会長に対し、大仏こばちは
「二人ってお似合いだよね、ついつい好きな子に意地悪言っちゃうー、って感じ?」
そんな誤解だけは避けたい二人。
「あたし石上君のこと、結構好きよ」
「あーうん、僕も僕も」

感情の無い仲直りに、胸を撫で下ろす会長……。
第104話☆四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編①
生徒会室に文化祭の出展書類を持ってきた、体育祭応援団副団長の「子安つばめ」。
石上会計ののリアクションで、石上が彼女に好意を抱いていると知ったかぐや。

石上の卑屈さは、成功体験の少なさであると知ったうえで、
「石上くん、どんな手段を使ってもいいわ。子安つばめを手に入れなさい」
無理だと言いながらも、石上なりの「成功率の高い告白方法」があると。
その1
毎朝、つばめ先輩の机に花を添えて置く。月曜から金曜まで。その頭文字を繋げると、「ア・イ・シ・テ・ル」になる。
その2
つばめ先輩に自分のアルバムをプレゼントして、最後のページに「これからのアルバムは、君と一緒に作っていきたい…」というメッセージを添える。
「どっすか!」
「気色が悪いって言ってるでしょ!!石上くんの欠点は、持ち前の気色悪さね。そもそも風変わりな人が風変わりなことをしたら、常軌を逸してしまうのよ?」
結果、次の期末試験で、「順位が張り出される、50位以内」に入ることで、石上を見直させることにしたかぐや。
「赤点取ったら留年」以来の、かぐやと石上の特訓が始まります。
第105話☆石上優はこたえたい
子安つばめ先輩に見直してもらうため、かぐや指導のもと猛勉強する石上会計。
今までの石上なら、試験前だろうと関係なく、怠惰の限りを尽くしていたところですが…、
「石上くんなら出来るわ」
自分に期待してくれている人がいる、その思いが石上を勉強に向かわせます。
そして、試験結果の発表。
残念ながら50位以内には入れず、150位前後といったところ。
「……悔しい?」
「……いえ、自分の実力通りの結果が出ただけですし。こんなもんかなって……。あ、僕ちょっとトイレに」
嘘でした。目から血が吹き出しそうなほど、悔しがる石上。
『本気で50位以内を狙っていた……。本気を出して、余裕で平均にすら届いていない…。四宮先輩があそこまでしてくれたのに、何やってんだ僕は!!』
「本気で言ったの?」
男子トイレに、平然と現れるかぐや。
「悔しいに決まってますよ!!そんなんわざわざ言わせないでくださいよ!!…次は絶対、50位以内に入って見せますよ!」
涙を浮かべながら、悔しさを口にする石上。
次からは「手加減をやめる」宣言をするかぐや。
自分の勉強を見ながら、「白銀会長に次ぐ二位」に感嘆する石上でしたが…実は、また会長に負けて悔しかったかぐや……。

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第106話☆藤原千花は泊まりたい
藤原書記は、かぐやの家でお泊り会。
四宮家の使用人、早坂愛は、白銀会長の前では「スミシー・A・ハーサカ」を演じているように、藤原の前では「男の子」ハーサカを演じています。
24時過ぎ、長眠者で普段23時には眠りにつくかぐやは半分夢の中、「恋愛脳」藤原の
「会長には好きな人がいる、電話で聞いてみましょう!」
というバカな提案を止められません。
「会長……今、好きな人いるんですよね!?」
というビデオ通話での問いに、焦る白銀会長。
「私もいると思います。今兄は恋をしています!!」
反抗期の白銀妹・圭も乗っかってきます。
「お兄が最近、ラインするようになったあの人でしょ!?ハーサカっていう人!」
会長と「男の子」ハーサカくんの禁断の恋…?
BL的妄想で鼻血を出す藤原。
「かいちょうの好きな人、誰なんですか?私が言ったら、教えてくれる?わたしがすきなひとは……ふふ…」
かぐや寝落ち。「スミシー・A・ハーサカ」に変身した早坂、
「かぐや様おねむなので切ります。またラインしますね、御行くん」

何だかんだ仲のいい兄妹…。
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第107話☆藤原千花は刻みたい
白銀会長の妹・圭から、藤原書記への緊急連絡。
「千花姉ぇー!!助けてーーー!!兄を止めて………!兄の息の根を……今すぐ、止めて……!!」
原因は、会長が自宅で練習し始めた「ラップ」。
「合コンの回」で、ラップを披露した後、「ハーサカ」に逃げられた(トイレに行って戻ってきたら、いなかった)会長は、ラップの練習をすることに。
「俺はあいつに、伝えなきゃいけないのに、伝えられない思いがあるんだ」
恋愛的な「想い」と勘違いした藤原は、
「素敵!すっごい素敵です!私にもぜひ手伝わせてください!!」
が、会長のラップを聞いた藤原は、泡を吹いて倒れます…。
「下手とか不快とか、そういう話じゃないです。嫌い。こんな歌を歌う人の人間性が、まず受け入れられない」
会長の人間性を否定し始めた藤原ですが、実は「語尾にYO!」を付ければ何とかなる、くらいにしかラップを知らず、「ラップは頭脳スポーツでありアート」と評する会長は、今回ばかりは藤原に教わるのは無理。

「私ちゃんと出来ますから!一からラップを勉強して……ちゃんと会長にラップを教えられるように、特訓します!!」
なぜか「会長にラップを教えるために、会長からラップを教わる」状態になった藤原…。
有名なピアノコンクールで優勝したこともある藤原、持ち前の才能と努力で、見事ラップを身につけます。
そして、今度は会長に教えることに……。
「まざー●ぁっ●ー!!」
藤原、心の叫び……。
第108話☆早坂愛は話したい
「合コンの回」で、ハーサカが白銀会長に見せた本音、
「人は、演じないと愛してもらえない。弱さも醜さも、演技で包み隠さなければ、愛されない。ありのままの自分が愛されることなんて、絶対にない」
その言葉に対する会長なりの考えを、ハーサカにぶつけるために呼び出します。
藤原も同席している手前、「ハーサカくん」で現れる早坂。
会長からの呼び出しということで、かぐやも心配でついてきました。
「♪ありのままじゃ愛されない?だから演じる?堅実?それが現実?ファッキン!俺の演技は理想のスペック、いつか本物になるためのステップ♪」
カラオケ店で「ナマコの内臓」を聴かされた早坂、涙しながらその成長を想います。

「演技をやめて本音を叫べ」という会長のラップに、ラップなど知らない「天才かぐや」が
「♪傷つきたくないただの臆病者!駄々こね続ける少女のYO!泣き虫!足踏み!それがやり口♪」
と煽ったところ、最後には
「かぐや様が羨ましい!私もしたい青春っぽいこと!私も欲しい!男友達!」
「イエス、マイメン」
グータッチでハーサカの勇気を称える、会長…。
第109話☆市場眞妃は頼りたい
生徒会室で、床に伏せって泣く、「ツンデレ先輩」こと、四宮家の分家でかぐやの遠い親戚、四条眞妃。
柏木さんの頼みで、柏木さんと柏木さんの彼氏(この回で「翼くん」という名前が判明)が部員の「ボランティア部」に入部したところ、気づかれていないと思って、二人がイチャイチャ、チュッチュチュッチュ……。

「ねぇ……友情なんて人を苦しめるだけのものじゃない?」
相当に病んでる四条さん。
「恋愛はスピード勝負。好きになったら速攻、告白すべきなんですよ。」
自分を棚に上げる石上会計。
「向こうから告ってくるのを待つなんて、体のいい逃げだ。時にプライドを捨てる勇気が、大事なんじゃないか……?」
自分を棚に上げる白銀会長。
「そんなこと判ってる!判ってるけど、告白なんて怖くてできない!!」
心の底から共感する、会長と石上でした……。
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第110話☆石上優は語りたい
石上会計が登校中に買ってくるマンガ雑誌を隣で読むうち、「モモちゃんは考えない」(通称「桃缶」)にハマった白銀会長。
「桃缶」のアニメ化を知って、喜びあう二人ですが……かぐやと藤原書記が入室。
オタク初心者の会長は、素直に好きな漫画がアニメ化する、と話し出しますが…。
「いや僕は観ませんけど」
石上の裏切り!周囲にオタクだと知られたくない石上は、会長を裏切ります。
藤原に
「年下のキャラをママ扱いしたり、自分の嫁と言い張って結婚しようとする人」
という、誤ったオタク像を植え付けられたかぐやは、会長もアニメキャラと結婚したいのか、問い詰めます。
「いやありえないだろ、架空のキャラを好きになるとか。絵にいちいち特別な感情、持ったりしないから!」
今度は石上が
「会長優しいから、僕に合わせてくれてたんですね……モモちゃんめっちゃ可愛えぇ、って言葉も嘘だったんだ!!」
「いや、嘘じゃねーって!モモちゃん可愛いって本気で思ってるから!!」
「本気でアニメキャラと結婚したいと…?」
どうしたらいいか分からない会長、キレます。
ジブリを観る藤原をオタク、「赤毛のアン」とか古いアニメを挙げるかぐやをオタク、「君の名は」とか女子ウケ狙う石上をオタク、全員オタク認定します。
「皆アニオタなのに、何故上下を付ける!!何故いがみ合う!!何故信じ合えない!!」

ちょっとキャラが壊れた会長……。
第111話☆生徒会は進みたい
二年生は三者面談。
マザコン早坂は、来てくれないと思っていた母親が来てくれ、上機嫌。

四宮家当主、かぐやの父親・雁庵の名代として、かぐやの面談にも出席する早坂愛の母・奈央。
『親が来るということは、嬉しいことなのでしょう…』
と想いにふけるかぐやの間に現れたのは、白銀会長の父。
「ちゅーは?ちゅー位した?もうそろそろその段階じゃない?」
体育祭の時同様、いじられるかぐや。
そのまま、何故か早坂奈央、白銀父の二人が、かぐやの面談に参加することに……。
そして白銀会長、「スタンフォード行き」を決めます。
同時に、心に決めたことが……。
『文化祭の最終日、その日までに四宮に告られなければ、俺から告る』
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