この記事は「キングダム 最新話 第639話 吉報」をご紹介するもので、ネタバレを含みます。
食糧
朱海平原の戦い後半から、食糧難に悩まされ続けた秦兵。
食うや食わずで、鄴を陥落したのはいいものの、そのままでは「飢えて死ぬ」のを待つしかなかった秦兵のもとに、斉から届いた食糧は、鄴にいる秦兵が「半年は食べていける」という、充分な量の食糧。
早速調理し、貪り食う兵たち。
飛信隊では、軍師・河了貂が先頭に立って料理します。
「ゆっくり食べてね」
「おかわりは死ぬほどあるから、ゆっくり食べて」
料理を手伝う兵にも、
「料理ばかりでごめんね、ちゃんと食べれてる?」
「運んでくれてありがとう、ちゃんと食べてね!」
他人のことばかりで、自分は料理を一口も食べていない河了貂。
気づいた信が
「お前がちゃんと食えよ」
口に料理を押し込みます。
軍師として、大勢の犠牲を「出させた」河了貂。
その結果、やっとのことで陥落させた鄴。
その一連の戦いが、「食糧不足による飢え」で、水泡に帰そうとした、まさにその寸前での逆転劇。
「早くみんなに食糧を食べさせなきゃ」
その一心で動いていた、河了貂。
緊張の糸が切れ、ヘタリ込み、泣き出します。
黒羊を囮にして、列尾から趙王都圏に侵入し、そこから王翦軍・桓騎軍・楊端和軍に分かれ、それぞれの戦場に向かい、たくさんの犠牲を出し、激戦の末、不可能と言われた「鄴の攻略」を成し遂げた秦軍。
吉報
吉報は、食糧が鄴に届いた翌日、秦の王都・咸陽にも伝わりました。
鄴に食糧が届き、これで鄴陥落。
いや、これでようやく「鄴攻略」だと。
場合によっては、「全滅」も覚悟しての鄴攻略を指示した秦国王・嬴政。
「よく…よくやってくれた……皆のもの……
よくやってくれた……信!」
一方、その「凶報」を、趙の王都・邯鄲の地下牢で聞いた、李牧。
郭開によれば、李牧は「公開斬首の刑」に処されると。
その前に一度出してほしいと願い出る李牧。
現時点で鄴は奪われたものの、そこはまだ「陸の孤島」。
列尾-鄴、という線を結ばれ、さらにそこに橑陽と繋がれば、趙王都圏の南半分が秦の領土となる。
秦は列尾に、「新たな軍」を進行させるだろう。
それを恐れた李牧は、せめてその情報を、馬南慈や雷伯に、と申し出ます。
が、郭開、それを伝えることはしませんでした。
結果、李牧の予想は当たり、列尾には「新たな軍」として、あの王騎の魂を継ぐ「謄軍」が出陣します。

久し振りの謄の登場には期待してます。
また「ファルファルファル」見たいです。
問題は李牧ですね…本当に「公開斬首」で終わってしまうんでしょうか…。
強敵と戦って死ぬならまだしも、無能な王の命で処刑では…。
そんなことにはならないと思いますけどね。
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