【本記事には「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」第6巻のネタバレを含みます】
第6巻表紙は、柏木渚さんとその彼氏です。
完全に「神ってる」距離感ですよね…この2人…。
第51話☆柏木渚は見てられない
白銀会長は、外部入学ながら生徒会長に君臨し、その鋭い眼光に射抜かれたら、畏怖し、誰しも文句など言えなくなってしまう。
四宮かぐやは、名門の家柄の生徒が集まる秀知院学園でも、トップクラスの名家の生まれで、万能の天才。
その2人が並んで歩けば、とても近づけないオーラを放っており、その生徒会室によく行く柏木さんは、周りから一目置かれています。
が、実のところ白銀会長は自分の目つきを気にしており、
「ほんとイヤ。マジ整形したい…」
と、まるで乙女。
その会長の目つきが好きなかぐや。
「駄目ですよ!整形なんて!親からもらった大事な身体です、今のままで充分…じゅ…じゅうぶん…充分…可愛いですよ。」
「四宮に…俺の気持ちなんて判るものか!お前みたいな美人に俺の気持ちなんて……」
「会長こそ、そのままで充分イケメンじゃないですか!!」
心の動揺により、客観性を欠く両者の発言。
唯一、客観性を保っていた柏木さん…二人の発言が恥ずかし過ぎて、「もーいいです、かんべんしてください」
「神ってる」(?)柏木さんでも、白銀会長とかぐやには、敵わない……。
第52話☆かぐや様は聞き出したい
花火大会の前日に計画していた、かぐやと藤原書記、藤原の妹・萌葉と、白銀会長の妹・圭の4人でのショッピング。
かぐやが今日との本邸に呼ばれ、行けなくなった際には「こういうのはみんなで行くから、意味があるのです」と、即延期を決めた萌葉。
その時は良い娘だなあ、と思ったのですが…なかなかどうして藤原書記の妹だけあって、一筋縄では行かない子。
圭に対して、「本当可愛い!男子にはもちろん、女子にもモテるんだよ!努力家だし、プライドは高いけど曲がったことが大嫌いで…なんていうか汚れてないっていうか…本当徹底的に汚したくなるタイプっていうか~、一生地下牢に閉じ込めて可愛がってあげたい感じ!」
サイコです…藤原書記よりやばい娘です…。
圭と2人で話す機会を得たかぐや。
会長のことを色々聞きたいのですが…白銀家のクリスマスの話(ケーキはなく、図書カード2,000円分のみ)という地雷を踏む、かぐや。
「兄とはそんなに仲良くない」という圭の話を聞いていくと、お互いの誕生日、金銭的に豊かでない白銀家では「何かを贈り合うのは金の無駄」とという取り決めがあるそう。
「だけど私の誕生日には、勝手に私の財布に1,000円入れるんです。問い質しても知らぬ存ぜぬ。そういうつまらない嘘ばかりつく人なんです。」
『いい話じゃないのーー!!!』
感動したかぐやは、その後も「買ったばかりのハンカチを、転んで怪我した女の子の膝に巻いてあげる優しさ」「カフェイン好き」「クーポンなど持ち歩くしっかり者」
等々、白銀兄妹が非常に「似てる」ことを知り、まるで会長とデートしている気分に…幸せなかぐやでした。
第53話☆かぐやたちは贈りたい
9月9日は、白銀会長の誕生日。
「イチゴの買い付けから行った」という特別ケーキを発注し、早坂に見せびらかしますが…あまりにも大きい。まるでウェディングケーキ。
「かぐや様がいいなら、私は特に口出ししませんが…。昔はこんなアホじゃなかったのに…」
早坂の辛辣な言葉も何のその、翌日の白銀会長の誕生日当日、藤原書記と石上会計が帰宅し、生徒会室には2人きり。
満を持して、誕生日ケーキ登場!!……と、昨日の早坂の一言が気になり始めるかぐや。
『藤原さんの誕生会にも、これくらいのケーキ、用意されてたじゃないの……これくらいの……』
かぐやが思い出していたのは、藤原書記の誕生会のケーキ。
もちろん今回かぐやが用意したような、「3段」のケーキじゃなく、「普通に」1段のケーキ。
『全然違う!!明らかに大きい!!もうこんなの、ウェディングケーキじゃない!!』
やっと我に返ったかぐや。
脳内で「被告人:かぐや」「弁護人:かぐや(アホ)」「検察官:かぐや(氷)」「裁判長:かぐや(幼)」による、法廷のやり取りを経て、かぐやの出した答えは…。
「アホみたい」なウェディングケーキから、一人前に切り分けたカットケーキに、会長の年齢「17」のろうそくを立て、プレゼントの扇子と一緒に渡すかぐや。
「アホみたいなケーキ」本体の入っている棚を「絶対に開けないでください」と念押ししたうえで、先に生徒会室を退出します。
一人残された白銀会長……。
『うわ、嬉しい!!なんだ、これ!!』
顔を真っ赤にして喜ぶ会長、ハッピー・バースデー!
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第54話☆藤原千花は確かめたい
白銀会長の誕生日翌日、生徒会室に入ってきた藤原書記から、
「会長は、かぐやさんのこと好きなんですか?」
いきなりどストレートな質問!!
実は、一緒に生徒会室に向かっていた、かぐやと藤原書記。
「昨日、会長の誕生日に扇子を贈ったのですが…」
そんなの聞いてない!会長の誕生日なんて知らなかった、藤原書記の「恋愛脳」がフル回転。
「かぐやさんだけに祝ってほしかったから、誕生日教えなかったんじゃ…ってことは!会長はかぐやさんが好き!!」
「四宮は俺の誕生日を、生徒会名簿で知ったに過ぎない。普通人の誕生日は周りとシェアするもんだろう?四宮も不自然なことをするもんだよなぁ?」
もちろん会長の返しは、かぐやの想定内。
すかさず反論に移ろうとしますが…
『会長、扇子使ってくれてる……。ちゃんと使ってくれてる…嬉しい……。』
自分の贈った扇子を使ってくれている喜びが勝り、反論がまとまりません。
そこに遅れてきた石上会計。
「あ、会長。僕が贈った万年筆、使ってくれてるんですね。」
石上君も会長の誕生日、知ってたの?という藤原書記の問いに対し、
「普段からお世話になっている人の誕生日くらい、知ってて当然じゃないですか。えっ!?藤原先輩、もしかして会長の誕生日、知らなかったんですか??僕も四宮先輩も知ってたのに??藤原先輩だけが??」
思わぬ形で窮地を救われたかぐや。
一方藤原書記は、「購買で買った消しゴムと、その辺で摘んだ花」を会長にプレゼント…。
第55話☆そして、石上優は目を閉じた①
留年の危機に直面している石上会計が、教師から注意されているところに偶然通りがかったかぐや。
先日の「白銀会長の誕生日」事件(?)で、石上に借りを作ったかぐやは、その借りを返すべく、石上に勉強を教えることに。
が、かぐやのことなので、もちろんスパルタ。
手始めに、石上の心の拠り所である、スマホとピコピコ(PSVitaと思しき携帯ゲーム)は、早々に没収されます。
疲れた石上に、ご褒美のケーキ(「アホみたいな」ウェディングケーキの余り)を与える優しさを見せつつ、勉強を進める2人ですが…。
石上には中学時代、不登校期間があり、それが尾を引いているよう。
石上本人が
「中学時代色々やらかして、腫れ物扱いされている」
と言うように、図書室で勉強する2人を、快く思わない声が、ヒソヒソ聞こえてきます…。
「そんな僕 と 一緒に勉強してること見られて、変な噂でもされたら、先輩の名前に傷がつきますよ。」
と、半ば諦めの言葉を吐く石上。
「どうも雑音が五月蠅くて、勉強が捗らないみたいね。」
席を立ったかぐやは、ヒソヒソ話す女子生徒に向かって、自分に何か用があるのか尋ねます。
石上とは関わらない方が…、自分たちはただかぐや様が心配で…、と答える女生徒に対し、
「ご忠告ありがとう。でも、私は周囲の評判で人を判断しません。石上君は私が、私の目で関係を持つに足ると、判断した人物です。私の目を信用できませんか?」
「かぐや様」にこんな目で見られては、女生徒たちも返す言葉がありません。
こっそり図書室の外で、その様子を見ていた白銀会長も、自分の出番はないと悟ります。
頑張りの甲斐あって、赤点を無事回避した石上でした。
かぐやカッコいい……。
第56話☆白銀御行は見上げたい
十五夜、お月見をしようと提案する白銀会長は、実は無類の天文好き。
かぐやは月に興味はないものの、夜の屋上はムードがあり、会長を追い込めるかも、と企みます…。
藤原書記、石上会計がお餅を煮ている間、2人きりになったかぐやと白銀会長。
「今夜は冷えますね…」
というセリフから、ドギマギしながら上着をかぐやに貸す、白銀会長…という流れに持っていこうとするかぐや。
が、「無類の天文好き」」である会長は、かぐやより星に夢中で、ナチュラルにかぐやに上着を羽織ります。
コップを使いまわして間接キスするも、「ドギマギ」のドの字もない会長。
それどころか、かぐやの肩を抱き寄せ、星の説明をし始め、かぐやの方がドギマギです。
「月と言えばかぐや姫だよな。同じ名前だし、思い入れもあるんじゃないか?」
「夜空を見上げれば、愛する人を残し、月に連れ帰された女の物語を、想わずにはいられません。だからこそ…月は嫌い……。」
かぐや姫のお話は、月に連れ帰されるかぐやが、愛した男に不死の薬を残すものの、彼女のいない世界で生き永らえるつもりはないと、男は薬を燃やして締められます。
それに対する白銀会長の解釈は、「いつか自分を迎えに来てほしい」というかぐや姫のメッセージだったのでは、と。
それを踏まえ、
「俺なら絶対、かぐやを手放したりしないのに」
さすがのかぐやも、恥ずかし過ぎて、もう無理……限界……。
花火大会以来の黒歴史が、白銀会長の人生に刻まれた十五夜でした…。
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第57話☆かぐや様は結婚したい
TVアニメ「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~ #1 4話目」
テーブルゲーム部(TG部)と生徒会を、掛け持ちしている藤原書記が、部活で作ったゲームを生徒会でやりたい、と。
「人生ゲーム」のような双六ゲームで、開始1ターン目で「死亡」してしまった石上、クソゲーの予感です。
残った3人でゲームは続き、白銀会長が止まったのは「結婚マス」。
一番近くのマスにいる、藤原書記と結婚します。
ゲームとはいえ、「会長が結婚」したことにショックを受けるかぐや。
動揺のあまり、「お祝い金五万円」を、財布から現金を取り出し、渡そうとするほど。
会長と藤原書記夫婦が出産マスに止まった時も、以下同文。
ゲーム的には、総資産額トップのかぐやの勝利となりましたが、「ハッピーライフゲーム」の名に違った、ハッピーな記憶の無いゲームとなりました…。
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第58話☆早坂愛はオトしたい
白銀会長との進展がないことに、早坂からグチグチ嫌味を言われるかぐや。
両者は売り言葉に買い言葉で、「早坂が会長を落す」という流れに。
かぐやが風邪を引いた際、見舞いに来た会長の対応をした、四宮家のメイド「スミシー・A・ハーサカ」として、偶然本屋さんで会長と出会う所からスタートする早坂のチャレンジが、スタート。
フィリス女学園の2年で、バイトで四宮家のメイドをしている設定のハーサカ。
PCが欲しいけど、どういうのがいいか分からないから、隣のカフェで教えて、と会長を誘導。
PCでどんなことをしたいんだ?という質問に、レポートの作成ができれば…あ、動画は見たい!猫動画とか超見ちゃう!という、あざとい早坂。
休日には小型PCを自作し、普段見る動画は「色んなものをプレス機で潰す動画」だと知っているかぐやは、早坂のあざとさに、恐怖を感じます。
「毎日10時間勉強している」というハーサカ、会長の隣で無防備に寝てしまいます。
が、監視しているかぐやは気づいています。薄目でチラチラ会長の顔を伺っている様を…。
放って帰ってよかったのに、というハーサカに、無防備な女の子を置いて帰れない、と答える会長。
ここで早坂、「恋に落ちた瞬間」っぽい顔、発動!!
「試しに私と付き合ってみない?友達9割、恋人1割っていうライトな感じで。」
都合のいい女に、自らなりに行く早坂。
会長は落ちてしまう……早坂の本気に、自分が悪かったと後悔するかぐや。
しかし会長の答えはNO。
「俺、好きな人がいるから」
ホッとした様子で、やっぱり会長は手強いでしょう?と早坂に近づくと…。
「私、最初から一日で落とせるなんて言ってない…凄い恥ずかしかったし!でもかぐや様がやれって言うからやったんだし!」
早坂の怒りに、謝るしかないかぐや…。
早坂が可愛いよ…。
第59話☆第67期生徒会
第67期 秀知院学園生徒会は全活動を終了。
各自生徒会室に忘れ物がないか、整理します。
「ドーンだYO!」
とか、
「おかわわわわわ!!」
の猫耳。
石上会計がかぐやの貧乳と、藤原書記の巨乳を下劣に評し、引っ叩かれたハリセン。
ついこの前やったばかりの「ハッピーライフゲーム」
色々な思い出とともに、4人の生徒会は終わります。
第60話☆かぐや様は呼びたくない
生徒会活動終了の打ち上げに、ファミレスに立ち寄る4人。
いつもの癖で白銀を「会長」と呼んでしまうかぐや。
『御行くん……なんて、下の名前で呼ぶなんて、恥じらいの無いことできるわけありません』
「あ、みゆき君もおかわりいりますか?」
何の恥じらいもなく、「みゆき君」呼びの藤原書記。
「僕もみゅー先輩と同じので」
石上の言った「みゅー」が気に入ったかぐや。
自分も呼ぼうとしますが…出てくるのは「会長」…。
自宅まで、白銀に送ってもらったかぐや。
「お疲れさまでした。白銀さん。」
口には出したものの、やっぱり口馴染みが悪い…。
「わがまま、言っちゃだめですか?一生に一度のわがままです。私は、会長は、会長がいい…」
もう一年、白銀に会長をやってほしいと。
実は白銀、生徒会選挙の申込書に、念のために自分の名前を書いていました。
「一生に一度、根性を見せる時が来てしまったみたいで」
再び生徒会長に立候補する白銀。
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