圧勝【あらすじ紹介】12巻

【本記事は「圧勝」 第12巻のあらすじを紹介するもので、ネタバレを含みます】


11巻の続き、ご紹介していきま~す。

2020年6月12日発売の「圧勝」12巻について、ご紹介いたします。

※2020/06/13

昨日発売された単行本を見たら、一話足りてなかったので、追記しました。

公式サイト(裏サンデー|圧勝)より転載させていただいてます。


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上野犬助と神田零


吉田ユニを背負って、神田零の前に現れた上野犬助。

吉田さんが施設の連中に見つかると厄介なんだよね。

だから民間の医療機関に連れていけない

君なら、ケーサツや政府に調べられないような医療機関を、知ってるか持ってるだろ?」

OKを即答する神田零ですが、

お前は鏡戸森高校事件で死んだんじゃなかったのか?」

死んだよ

「お前は誰だ?」

「幽霊。…何だっていいでしょう?この世に存在する証明なんて、意味ある?」

「…ないな」

旦那
旦那

あると思うんだけどな…。

私が違うのかな…。



ユニを背負った犬助が現れた時の、神田零。

圧勝 ©Shogakukan Inc.


旦那
旦那

ちょっとお茶目。

このマンガ、思い返してもほとんど笑う部分無かった気がするんですが、ここは「クスリ」と笑わせていただきました。



赤目


神田零の息のかかった病院に入院したユニ。

ユニを見舞う神田零は、タキシード+バラの花束

プロポーズでもしそうな格好です。

北見ゆうに刺されたことは覚えており、そのあと上野犬助に会ったことも。

「上野は今ここにいません」と告げると、残念そうなユニ。

そんなユニをじっと見つめる神田零。

「…何か?」

「いえ…」

「変なの。」

とはにかむユニに、キュンキュンする神田零。


圧勝 ©Shogakukan Inc.



旦那
旦那

これは仕方ありません。

キュンキュンしますよ。可愛いもん。



病室を後にした神田零のものとに、会社から電話が。

とるこあん」という児童養護施設への出資を継続するか、の確認。

継続の回答をした神田零。


施設は何をしているところなんだ?」

自身が出資しながら、何をしているところなのかを知らない神田零。

上野犬助に「施設」について聞きます。

「知ってると思ったけど。君も目が赤いし。

何で赤目になったの?」

神田零も、上野犬助やユニ、サンゴ同様、「赤目」でした。

思い当たるのは神田零の弟・大塚双に飲まされた薬



「正解。それ、施設が作ってるものだよ。

ぼくらの仲間を増やすため。

ぼくと吉田さんは天然モノなだけ。」


旦那
旦那

「施設」では、「赤目」を作る薬を作っている。

薬でなく、天然モノ(突然変異体)だったのが、吉田ユニであり、上野犬助や海月サンゴ、なんでしょう。

ただこの薬、大塚双や元木テツがばら撒いてたクスリとは、また別モノなんでしょうね…。



逆に、上野犬助が神田零に質問します。

「吉田さんのことは、どうやって知ったの?」

鏡戸森高校事件の前、一年前に知ったという神田零。

弟・双に飲まされた薬のせいで、徐々に赤くなっていく目

不安にさいなまれる神田零が出会ったのが、同じ赤目の吉田ユニだったのです。



ユニの通う学校の校庭を眺める神田零。

帰宅するユニの後を追い、自宅を突き止める神田零。

完全にストーカー行為ですが…。

何とかユニと近づきたい神田零。

ユニが喫茶店を利用するならそこの店員に、塾に通っていればそこの講師に、日常的にコンビニを利用していればそこの店員に。

会社を経営する神田零にとって、手段はたくさんありました。

しかし、当のユニは「家と学校の往復をするだけ

出会おうにも出会えません。


どんどんユニに惹かれていく、神田零。

大塚双と喫茶店で落ち合っても、頭の中はユニのことでいっぱい。

「俺は今、ある人にしか興味ない。

どうしようもなく惹かれる。

じゃあな、双。

お互い社会に出てるんだから、会う頻度は減らすぞ。」


兄を慕う大塚双にとって、非常に厳しい言葉でした。

この辺りから、神田零と大塚双のすれ違いが始まったのでしょう。


篠山誠


話は現在に戻ります。

自宅にいた篠山を訪ねてきたのは、アパートの大家。

ユニが家賃を滞納しており、連絡もつかないと。

2か月分の家賃を月末までに払わないと、アパートを追い出されてしまうユニ。

篠山は、ユニの家賃を肩代わりすべく、バイトを始めます。

旦那
旦那

ユニのために一生懸命なのは分かるんですが…。

一番「真実」から遠い位置にいるような…。

主人公、ですよね…?



神田零


相も変わらずユニを見舞う神田零。

バラの花束に続き、今度はクマのぬいぐるみです。



会社を経営し、弟・大塚双にはあまり興味がなく、その死に際してもたいして心は揺れなかった、神田零。

しかし、ユニを前にすると、ただの恋する青年に戻ります。

「18歳の女性に、クマのぬいぐるみは子供っぽかったか…」

次は何を送るべきか、看護師にリサーチする神田零。


旦那
旦那

篠山も神田零も、ユニへの想いに一生懸命なのは分かるんですが、お話も頑張って進めようぜ!



ユニが入院して2週間。

毎日お見舞いを持参して、ユニの病室に通い続けた神田零。

しかし、そろそろ退院できる時期です。


見計らったかのように、ユニを迎えに来た上野犬助。

何とか退院を引き延ばそうとする神田零ですが、

「病院にいたい人、あんまりいないと思うけど。

俺的には吉田さん可哀想。」

「あと3日」

頭を下げ、退院を3日延ばしてもらった神田零。

その3日間で、本人なりに「何らかの答え」を出すつもりのようです。




思い切って、退院した後、一緒に暮らさないかと申し出る神田零。

アパートよりも広くてきれいな部屋

大きいテレビ

シモンズのベッド

他に、ほしいものは何でも…


が、「モノ」でユニの心は動きません。

「…友達、なってくれる?」

答えに窮し、病室を出る神田零。


『吉田さんの友達になったら、セッ〇スはできるけど、違う…

ボクは好かれたいんだ、吉田さんに

好かれて、死にた…』

そこまで考えたところで気づきます。

『もし吉田さんが、本当に自分を好きになったら、吉田さんはどうなる?』

「ボクは自分の欲で、吉田さんを苦しめるってことじゃないか。」


神田零は、ただユニを崇拝していただけで、ユニの気持ちを考えたことはなかった。

ユニに甘えて、全てを背負わせるのか、

人を愛することのできない自分が、生き延びたところで、誰も幸せじゃなかった、誰も幸せにできない。

父も、母も、弟も。

幸せにできない、自分も、相手も。


「………もう、つかれた。」

自分の死後、目黒刑事が自分の部屋に来るであろうことを想定し、「鏡戸森高校事件」のスクラップに、

犯人は、上野犬助じゃなく、吉田ユニ

と書き遺す神田零。


ユニの病室を訪れた神田零。

「僕は吉田さんのことが好きです。」

「うん。」

「…友達にしてください。」

「いいよ。」

ユニを抱く、神田零。



圧勝 ©Shogakukan Inc.



事後、スヤスヤと眠るユニに布団をかけ、「自分はいつ発症するのか」考える神田零。

窓に映るその眼は、すでに「赤目」ではありませんでした。

「何だ、俺も、ただの人間か。

選ばれるわけなかったな。」


旦那
旦那

ユニとセッ〇スしても「赤目」の ままであれば、選ばれたもの、ユニと同じ人種、ということだったのか…。



過去の「発症者」同様、神田零の中で何かが「ブチッ」と音を立てます。


篠山誠


ユニの家賃を肩代わりするため、バイトをして家賃分を稼いだ篠山。

大家さんに家賃を渡しに行った帰り、ユニとバッタリ遭遇します。

「お帰りなさい。」

「…誰だっけ。」


旦那
旦那

話を進めようとしない主人公。

遂にヒロインから忘れられてしまいました…。



目黒茂


ユニが入院していた病院では、大量殺人が起きていました。

ネットの反応は早く、「鏡戸森高校事件に似てない?」というコメントも。

管轄外だったので、目黒刑事も資料でしか知らない「鏡戸森高校事件」

6人の死亡者が出た事件でした。


現場の写真は無残なもので、

男子生徒3人の死因は、

・内臓損傷による失血

・裂傷からの出血多量

女子生徒2人については、

・内臓損傷

・飛び降り自殺

最後の飛び降りた女子生徒が、主犯格とされている。


男子3名、女子2名……一人足りません。

1名は行方不明、氏名は「上野犬助」

行方不明なのに、新聞の「お悔み欄」には「上野犬助」の名が。

しかし、死亡届は出ていない…。


事件の原因は「欲の暴走」とされている。

遺族に配慮して報道されていない話だが、「全員がそれぞれと性行為があった」と。


旦那
旦那

性行為、暴力、自死。

ユニと、クスリに関わってきた人たちと、同じパターンですね…。



病院での死亡者リストの中に

神田零

名を目にした目黒刑事。

神田はユニの病室で、ユニに贈ったクマのぬいぐるみを抱き、亡くなっていました。

死因は内臓損傷。


目黒刑事にとっては、「鏡戸森高校事件」以降、鏡戸森市から転出した神田零。

こちらでご紹介した第四の事件、明里が勤めるキャバクラで、副店長・三島がキャバ嬢を撲殺した事件。

そのキャバクラの店舗の、不動産所有をしていた神田零。

そして、大量殺人事件が起こった病院の関係者である、神田零。

3つの事件に関与する、重要参考人物

その神田が亡くなってしまったことで、目黒の捜査にも暗雲が立ち込めます。


神田零が、来るであろうと予想した、自室。

目黒刑事が訪れます。

そして、神田零の遺した

犯人は 上野犬助 じゃなく 吉田ユニ

のメモを見つけます。


神田零を追ってきた目黒には「嘘」とは思えないメモ。

しかし、殺意も動機もなさそうなユニ…。

「真実よりも、次の事件を起こさないこと」

自分の言い聞かせるように、捜査に戻る目黒刑事。


ユニと篠山


久し振りに2人の絡みです。

が、「…誰だっけ。」

各々自室に戻ったユニと篠山。

ユニは、郵便受けの督促状を目にし、部屋を飛び出します。

家賃は代わりに払っておいた、という篠山に対し、

「ありがとう」

圧勝 ©Shogakukan Inc.



旦那
旦那

この笑顔のためなら…バイトもしますわ。



お金を降ろしてくるから、上がって待ってて、というユニの言葉に甘え、部屋に上がる篠山。

そこで目にしたのは、「圧勝」と書かれたTシャツのデザイン画。

「鏡戸森高校事件」の現場に置いていたTシャツ

神田零の部屋に、額に入れて飾ってあったTシャツの、デザイン案でした…。


明里と西園寺


久々登場、「恋愛3人組」の明里と西園寺です。

明里( ♀ )が好きなのは真(♀)、真が好きなのは西園寺(♂)、西園寺が好き(だった)のは、すでに亡くなった山村ゆみです。




神田零による、病院での殺人事件の報道。

これまでの事件と、必ず関係があると確信する2人。

そして、死亡者リストに「神田零」の名前を見つけた明里。

明里は以前、山村ゆみを探っていた際、ゆみの自転車のサドルから、

カンダレイと吉田 許さない

というメモを見つけていました。

これは絶対、何かある…。

真の家に向かう2人。


ユニと篠山


立て替えた家賃を返してもらった篠山。

「ちょっとさっき、ノート開いてたので見ちゃって。

これ、クラスTですか?任されるなんてスゴいな。」

「あ、それ。いる?」


旦那
旦那

Tシャツを?デザイン案を?

にしても主人公とヒロインなのに、出番が少ないな…。



目黒と上野


犯人は吉田ユニ

神田零のメモが気になり、ユニの家に向かう目黒刑事。

バッタリ会ったのは、上野犬助。

この時点で「初対面」ではありますが、上野の方は目黒を知っている様子。


「面倒くさそう」と逃げようとする上野ですが、

「お前も吉田ユニを知っているのか?お前は誰なんだ?」と目黒に問い詰められます。


観念した上野。

「ねぇ、吉田さんに会ったことはある?」

「ある。お前は誰なんだ、早く答えろ。」

「吉田さんに会った時、何も感じなかった?

かわいいな、とか。好きだな、とか。

これに応えてくれたら、ぼくの名前を教えてあげる」

「俺はもうそんな年じゃない。俺はそもそも警察官だ。ありえないだろ。」

「ボクは上野犬助。あなたの元上司の息子です。

上司だったというより、恋い焦がれる対象だった、と言った方がいいかな?

母さんにちょっかい出してるでしょ。」


目黒刑事の顔は、「図星」と答えているようです。


「僕についてきたら、もっと色々分かるけど。」

連れていかれた先は「児童養護施設 とるこあん」。

神田零が出資していた「施設」です。



「犬助、アンタどこにっ…!」

出てきたのは犬助の母、目黒の元上司の上野刑事でした。

犬助が事件に関係していると疑っている。

目黒の目はそう言っていました。

「目黒くん、吉田さんの保護に協力してくれるなら、ここが何なのか教えてあげる。」

「…はい。」


児童養護施設 とるこあん」の正体は、「赤目の子を保護する施設」でした。

赤目とは、

「防衛機序を身に付けた子達。本人が望まない性交を強要された場合、相手を死に至らしめる。」


防衛機序

受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである。 欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。

Wikipediaより


旦那
旦那

ユニとセッ〇スした相手が死んでいくのは、そういう理由だったんですね…。



ユニ同様、赤目の「上野犬助」も、防衛機序を備えていました。

子供の頃、中年男性に性的暴行を受けていたのです。

相手はすでに、犬助の「能力」で死んでいます

他人を巻き込みながら


犬助の母であり、目黒刑事の元上司・上野先輩は、赤目を「人間の進化」と捉えています。

望まない性行為が行われた際、相手を返り討ちに出来るよう。


そして同時に、「施設」では「赤目」の能力と同じ「クスリ」を作っている。

大塚双や元木テツがばら撒いていたものですね。

まだ開発中で、ただ「狂暴化」して終わってしまうだけのようですが。


人が死ぬと分かっていながら、元警官の上野先輩に、クスリをばら撒いたことを非難する目黒刑事。

が、上野先輩には先輩なりの考えがありました。


自身も、自分の友達でも、性的被害を受けなかった子はおらず、その中には心を病み、自死した子もいたと。

一方的な性行為を押し付けられた方は、体も心も病んできた。

この薬が普及することは、倫理的にはダメかもしれない。

けど、被害をもみ消された子たちのことを考えたら、一概に非難されるものではない。

相手が弱者だと思っているから、簡単に手を出す

返り討ちに遭うと解れば、その抑止になる


「赤目」は、一度その能力が発動すると、性行為の相手は必ず死ぬ。

「クスリ」が完成すれば、飲んだ人も同様に。

それでは「子供を作ること」も「愛し合うこと」も出来なくなる…。

そうならないよう、「性の自己決定」ができるようになったら、赤目じゃなくする薬も開発している。

ただそれは、「オリジナル」である上野犬助やサンゴの赤目が、自然に治る時だろう、と。


旦那
旦那

そうすると…今のユニは「赤目」の能力発動中のため、性交相手は誰彼死んでしまう。

「赤目」が自然治癒、すなわち「性の自己決定できる」ようになるのが、このお話のゴール地点、なんですかね。



ユニと篠山


またも、出番の少ない主人公たち…。

押入れから「圧勝」Tシャツを取り出すユニ。

36枚、クラス全員分あると。

「他の子が別で作ってて、私のはいらないって言われちゃった。」


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圧勝
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