キングダム【あらすじ紹介】630話「天地の間」【ネタバレ】


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信のために

死んでしまった信を助けるため、羌瘣が立ち上がります。

龐煖との死闘で、既にボロボロの羌瘣。

おそらく立っているのもやっとのはずですが…。

「キングダム」 © SHUEISHA Inc.

王翦本陣から駆け付けた玉鳳隊、楽華隊。

玉鳳隊の番陽副長は「なぜ貴様らは李牧を追わんのだ、飛信隊!」

と怒鳴りますが…。

王賁、蒙恬とも、その「異変」に気付きます。

飛信隊の兵が、皆泣き崩れていることに。

信を「生き返らせる」という羌瘣。

方法は、やはり蚩尤の「禁術」でした。

しかし、羌瘣はやったこともなければ呪語も覚えていない、と。

想い出しがら、術を開始します。

思い出したのは、まだ象姉と修行していた頃。

死んだ鳥を生き返らせようと、していた時のこと。

「あんた何やばい禁術やろーとしてんの?」

「え?やばいの?これ」

「絶対やるなって言われたじゃん、バァに

しかもうそっぱちで、おかしなことになるから

一応昔からの”掟”だから伝えるけど、絶対やるなって

死んだやつを生き返らせる術なんて

この世に存在しないってさ

確かに象姉は言っていました。

「死んだやつを生き返らせる術なんてない」と。

しかし、それは「」だいうことを、羌瘣は知っていました。

自分がいつか使って、良くないことが起こるから。

そうならないように。

でも、「何」が起きるにしても、今起こっていること以上に、最悪なことはない。

呪語を思い出しながら、術を開始する羌瘣。

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天地の間

信と羌瘣、互いの気の道を開いていって繋ぐ術。

相当術者の心身に負担をかけるようです。

「第一の門くぐり…

開かずの第二の門 心の手で解かし 白き橋へ

それ即ち 盤古の橋

………

天は地へ

地は天へ

陰陽の奥儀

羽仙と地仙は うねり歌う

人の身は土くれ

人の血も土くれ

人の命は 蓮華の光」

「キングダム」 © SHUEISHA Inc.

明らかに羌瘣もヤバ目です。

「よし、繋がった、多分

行ってくる

変化があったら

皆で信を呼んで」

言い終わると、気を失った羌瘣。

気を失ったというよりは、信と繋がった「気の道」に意識を飛ばしたようです。

何もない、真っ白で、空虚な空間。

信もいません。

少しして現れたのは…幽連。

羌瘣が参加するはずだった「祭(さい)」で、卑怯な手を使い象姉を殺し、勝ち残った蚩尤。

「ここが天地の間(はざま)の門戸だ

ここより先に行くにはお前の命--寿命をいくつかもらう

そしてそれは、お前が決めろ」

「そういう術なんだ、瘣」

現れたのは象姉でした。

羌瘣の寿命を減らすことでしか、信を助けることはできない。

しかも、死んですぐなら術者の寿命半分で、二分の一で生き返る。

しかし信の場合、死んでから時間がかなり経っている。

たとえ寿命を半分使っても、生き返る確率は「十に一つくらい」。

羌瘣の答えは…。

「キングダム」 © SHUEISHA Inc.

「どうしても死なせたくない、信を

私の命 全部やるから

あいつを助けに行かせてくれ」

一分の迷いもなく、羌瘣は信を助けに行きます…。

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