ひぐらしのなく頃に 解 ~厄醒し編~ 其の参「予定調和」
綿流しのお祭り当日、部活メンバーはお祭りを舞台に勝負三昧。
一方、梨花ちゃんは奉納演舞に向けて、準備中。
「いつもと同じ」準備。
死へ一歩一歩、近づいている…。
何ひとつ変わらない…。
と、演舞に使用する神具の房飾りがほつれています。
未だかつて、一度もなかった出来事。
『何も変わらないと思っていたけど、それは私の思い込みだったの!?』
一縷の望みを持ち、奉納演舞に向かう梨花ちゃん。
その姿を見た部活メンバーは、「梨花ちゃーん!」と声を掛けますが、聞こえない様子。
「聞こえない」と言うよりは、「心ここにあらず」と言った様子。
これにも、沙都子だけが気付きます。
梨花ちゃんの奉納演舞を、最前列で見学する部活メンバー。
今回は、詩音に誘われて祭具殿に…ということは、なさそうです。
演舞終了後、梨花ちゃんは一目散に走り出します。
『どこに…どこにいるの!?』
必死に探していた相手とは……富竹さんでした。
5年目の祟りで、毎回「自分で自分の喉を掻きむしって」死んでいた富竹さん。
「もう入ったの!?入ってしまったの?」
祭具殿のことですね。
祭具殿の禁を犯したから、富竹さんは殺された。
そうなる前に、富竹さんを止めたかった梨花ちゃん。
「何のことやら…」
「ごまかさないで!」
「じゃあ、僕はこれで……」
「気を付けた方がいい…あなたと鷹野、今夜殺される……」
「い、イヤだなぁ、梨花ちゃまが僕たちを呪うのかい!?
それは勘弁願いたいなぁ」
バツが悪そうに、その場を立ち去る富竹さん。
「やっぱり…信じてもらえない…」
運命を変えようとしたものの、富竹さんの死を回避できず、泣き崩れる梨花ちゃん。
その様子を、木陰から見ていた……沙都子。
かくして「予定通り」に自らの首を掻き毟って死んだ、富竹さん。
翌日、大石さんが梨花ちゃんを訪ねて、分校に来ます。
奉納演舞の後、梨花ちゃんが富竹さんと話していたとの情報を得たようです。
「運命を変えること」をあきらめた梨花ちゃんは、大石さんに嘘をつきます。
「我慢しすぎて…漏らしてしまったのですよ。だから大石も、皆には内緒に…」
小学生とはいえ、女の子からそんな話を聞かされ、「参ったなぁ…」という様子の大石さん。
再び、その様子を見ている……沙都子。
何故大石さんに嘘をついているのか…もしかしたら、今までの梨花も嘘をついていた?
「何でもないのですよ~☆」
「そんなことは言ってないのです。沙都子はきっと、寝ぼけていたのですよ~☆」
それらは全部、嘘だった…?
夕食後の自宅で、沙都子が切り出します。
「梨花…?悩みがあるなら相談してほしいです…。
私はそんなに頼りになりませんの?
それは、私はにーにーに甘えっぱなしで、苦しめていたことに気づけなかった。
でも皆は、皆だけは、そんな私でも受け入れてくれていると思っていた!
中でも梨花は、一番の友達と思っていますのに……」
泣き出す沙都子。
『許してほしいのです。これだけは、誰にも言えないのです』
沙都子の頭を撫で、慰めることしかできない梨花…。
ふと、外から足音が。
外を見遣りますが、誰もいません。
「猫さんかもしれないのです。」
翌日、登校途中や授業中にも、男性がこちらを見ている…。
『誰かに見張られている…』
沙都子は梨花に相談します。
「気のせいなのですよ、沙都子。
そういう時は笑うといいのです、にぱ~☆」
が、その言葉とは裏腹に、夕飯の買い出し途中にも、男性がこちらを見張っていました。
「梨花、今の見ましたわよね!?」
「ボクは買い物メモを一生懸命見ていたので、何も見てないのですよ~。」
翌日、レナと魅音、圭一に「不審な男性の影」の相談をする沙都子。
3人とも「気を付けてみる」「何かあったら沙都子ちゃんに伝える」
一安心した沙都子ですが、レナと魅音の立ち話を聞いてしまいます。
「一緒にいるのに、沙都子ちゃんだけが気付いて、梨花ちゃんが気付かないとか、あるのかな?」
「私も気になってたんだよね。
沙都子は難しい立場だから…神経質になって、いないものを見た気になっちゃったんじゃないかな」
『誰も信じてくれない…でも、気のせいじゃないのに…』
夜になっても、昼間のことが気になって寝付けない沙都子。
「怖い……もう止められないわ……」
綿流しのお祭りも終わり、いよいよ死期が近づいている梨花。
梨花の泣き声を聞き、決意を固める沙都子。
『梨花も怖い思いをしている……私が、梨花を助けるしかない!』
翌朝、早起きして自宅周辺にトラップを仕掛ける沙都子。
玄関の戸締りの時も、引き戸とサッシの間に葉っぱを挟みます。
自分たちが玄関を開けるまでに、他の誰かが開けていれば、葉っぱが落ちている、ということですね。
登校中、「忘れ物をした」と1人自宅に戻る沙都子。
梨花ちゃんは、沙都子が何かしているのを分かったうえで、
「何をしたとしても何も変わらない。変えられないのですよ、沙都子……」
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沙都子の向かった先は、自宅ではなく入江診療所でした。
が、そこには数台のパトカーが。
大石さんの同僚の熊ちゃんが、大石さんと無線で話しています。
「入江先生が睡眠薬を大量摂取し、中毒死」と。
「祟殺し編」や「サイカイ」にもあった、入江先生の服毒自殺。
おそらくこの4つが、何度も繰り返されるんでしょうね。
- 富竹さん、鷹野さんの死
- 入江先生の自殺
- 梨花ちゃん殺害
- 雛見沢大災害
ショックを受ける沙都子。
入江先生には、朝早くに「相談がある」と電話し、「いつでもいらっしゃい」と言ってくれたそう。
熊ちゃんが「相談事って?」と聞くと、
「信じていただけないとは思いますが…」
と前置きしたうえで、自分と梨花が何者かに監視されている、と。
それを聞いた熊ちゃん、「あとで駐在さんに、見回りを欠かさないよう言っておくから」と。
その熊ちゃん、おそらく興宮の警察署に戻る途中なのでしょう。
鎖の錠前が設置された施設、おそらく電話設備関係の施設ですが、鍵を開けるのではなく、鎖を切って中に入ろうとする作業服姿の男を見つけ、声を掛けます。
振り向いた男が持っていたものは……サイレンサー付きの拳銃。
直接的な描写はありませんが、おそらく銃殺されたであろう熊ちゃん。
ハッキリと、人の関与した事件が起こりましたね。
「気のせい」ではなく、やはり何かが起こっているのです。
深夜、熊ちゃんが言っていた「駐在さんが来る」のを待っていた沙都子。
外で、朝自分が仕掛けたトラップ(紐に引っかかると、音が鳴るもの)が鳴ったことに気づきます……。
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