キングダム【あらすじ紹介】628話「命の火」【ネタバレ】


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龐煖

序盤、龐煖の生い立ちについて語られます。

龐煖の両親は、流行り病に襲われた集落を救い、そこに留まり、話を聞きつけてやってくる他集落の人達の、けがや病気を治していました。

2人が集落に留まってくれたおかげで、その集落一帯が生気に満ち、「龐夫婦様々だ」と言われるほど、感謝されていました。

病やけがを治すと言っても、医学ではないようですね。

手を当てて治療しているので、「気功」とか、そういう類のものなのでしょう。

そんな龐夫婦の子供、当時まだ赤ん坊の煖も、「強い力を持って生まれておろうて」と期待されていました。

そんな龐夫婦と、その子供・煖のもとに現れたのが、「求道者」。

「キングダム」 © SHUEISHA Inc.

龐夫妻は求道者に討たれ、煖は求道者に攫われます。

これが求道者、「武神・龐煖」の始まりでした。

そして、朱海平原にて、秦軍右翼の飛信隊隊長・信によって討たれました。

王騎も、麃公も倒せなかった、チート級の強さを誇った龐煖を、信が討ち取った。

その喚声は、その輪を一気に広め、正面側の王翦のもとまで届きました。

命の火

龐煖の死を見届けた李牧。

龐煖の戦いが、人を救うための戦いであったなら、

「人は救われぬ、ということなのですか?」

と言うカイネの問いに対し、

「そうです

今のところ、龐煖のやり方では…

無理だったということです…」

龐煖のやり方では、と言うことは、他のやり方では…?

それをやろうとしているのが、秦王・嬴政です。

武力によって中華を統一し、戦のない世界を作り、人を救う。

そのやり方に”“を突きつけるためにも、ここでは死ねない李牧。

前線から撤退し、鄴の開放に向かいます。

撤退する李牧に一番近く、一番追いやすい秦右軍。

その主力である飛信隊にも、異変が起こります。

「隊長、俺の馬を使ってください

けがが少なくまだ走れます!」

「乗れるか!?信!

もうお前は戦わなくて、ついて来るだけでもいい

もちろんここで休んでもいいぞ」

何の反応もない信。

「隊長?」

「キングダム」 © SHUEISHA Inc.

あっ!

信の顔を覗き込んだ兵が、大きな声を上げて倒れます。

弱々しい声で、羌瘣が

「つ…尽きていたんだ…

尽きて…

ずっと、前から

もう…とっくに…

あいつの…命の火は…

消えていた…」

王騎将軍の矛が手から離れ、そのまま倒れこむ…信。

いやね、さすがに「信死亡」ということにはならないと思いますが…。

「グカー グカー」っていびきをかいて、皆ズッコケて一安心、みたいな流れでしょうか。

シリアスなシーンがずっと続きましたからね。

そういう緩急も必要かと。

鄴の開放、はたしてどうなんでしょう。

周りの城の民を抱え込み、食糧庫を燃やされ、食糧が尽きかけている鄴。

そして、鄴を包囲するのは「桓騎軍」。

久しぶりに、桓騎の出番でしょうか?

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