アンコ(往住愛子・とこすみ あいこ)編④
7巻表紙がアンコです。
【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
往住明の、ジアースコックピット内からの実況がスタート。
コックピット内の映像だけでは信憑性が低いため、国防軍が外からの映像を撮り、ジアースの中と外からの映像を、全世界に向けて発信します。
ジアースに関しては、前回のコモ戦では中途半端な発表のみでしたが…。
それがいきなりコックピット内の映像が、お茶の間に届けられるわけで…見ている方にしてみたら、この急展開についていくのが大変そうです。
相手は、ジアースに針を刺して逃げる、針を刺して逃げる、を繰り返すタイプ。
ヒット&アウェーですね。
そして動きがすばしっこい。
敵を捕まえれば圧倒的な強さを見せるジアースですが、捕まえられないことには話になりません。
挙句、目の前に静止され、捕まえようとしたところでヒラリとかわされます。
遊ばれてますね。
往住明もその様子を淡々と、正確に視聴者に伝えます。
「どう戦ったらいいの?」
苛立つアンコ。
相手の様子を見ていたコモ(に扮したマチ)が
「アンコ…あいつの背中…」
「あと2本だ」
ジアースに刺し続けられた相手ロボットの針も、気が付けばあと2本。
「2本こらえればいいのね?」
「たぶん…」
必死の思いで残り2本の攻撃を耐え、さぁ反撃!と思いきや…。
相手ロボットの背中の針が、作られ始めます。
ジアースも、例えばモジの戦いの際はコックピットが丸出しになるくらい、甚大な被害を受けましたが、次の戦闘時には何事もなかったかのように、元に戻っています。
コエムシ曰く「再生能力」だそうで、相手ロボットの針も、それの一種ですね。
針がなくなればこっちのもの、と思っていたのですが、「針はなくならない」ことが分かったアンコ。
反撃の取っ掛かりが見つからないジアース。
と、コックピット大きな衝撃が。
コックピット近くに、敵の「針」が刺さったようです。
コックピット上部を見ると…天井の一部が少しずつ破れ…液体が…。
溶解液です。
マチの頭上から、コックピット内に溶解液が流れ込んできました。
呆気にとられ、動けないマチ。
とっさに動いたのはアンコ。
「マチ!!!」
本来、マチはコモ役としてジアースに乗っているので、「コモ」と呼ばなければならないところですが…それどころではありません。
椅子に座るマチを突き飛ばし、溶解液の直撃から守ります。
(左頬に溶解液がかかりましたが)
マチが座っていたイスは、溶解液でドロドロに…。
そして、その下にはアンコの足が…。
「ぎゃああ、
ぎゃああああぁぁぁ!!」
自分の足を見て、叫びだすアンコ。
直接描写はされませんが…。
おそらくアンコの足も、マチのイス同様溶けているのでしょう。
骨や筋肉、血管の一部が、剥き出しになっているかもしれません。
およそテレビでは放送できないであろう様相。
「撮り続けてくれ」
無慈悲な、往住明の一言。
アンコ戦、だいぶ劣勢ですね。
コモの戦い同様、コックピット内に敵の攻撃が到達してますからね。
そして、おそらく足を一部失ったであろうアンコ。
娘のそんな姿に「撮り続けてくれ」という往住明の、言葉の真意とは…?
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