王翦軍の脱出
蒙恬の活躍で馬南慈に傷を負わせた隙に、王翦は脱出。
左にではなく、正面の田里弥軍との合流を図ります。
傅抵隊に背を討たれながら進む王翦軍。
正面に見える田里弥軍の奥、李牧本陣の足元まで迫る砂塵の様子で、李牧本陣の陥落が近いことを悟ります。
傅抵隊を止め、信が李牧を討てば終わり。
傅抵隊を止める役を買って出る蒙恬。
武神の咆哮
そのころ李牧本陣では…「武神」龐煖が姿を現します。
飛信隊の先陣を切っていた去亥は、龐煖に討たれます。
龐煖の咆哮により、秦軍の足はピタリと止まります。
後方にいて龐煖の姿が見えない尾平も同じ。
姿は見えども、咆哮で龐煖であることを確信。
龐煖に恐れおののきながらも、信のために…行ってもなにもできねェけど…信のために 行かねぇと…。
龐煖のいる方向に歩を進めます

龐煖の近くにいた元麃公兵が、麃公の仇とばかりに龐煖に向かっていきます。
次々と斬り倒される麃公兵。
同じく元麃公兵の岳雷、我呂も黙ってはいられません。
- 岳雷 © SHUEISHA Inc.
- 我呂 © SHUEISHA Inc.
楚水・渕両副長の制止に
「待てるわけが!」
「ねェだろうが!」
と龐煖に斬りかかり……というところで聞こえてきた
「トーン タンタン トーンタンタン トーン タンタン」
羌瘣です。
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- 渕 © SHUEISHA Inc.
- 羌瘣 © SHUEISHA Inc.
戦わせない。
信が来る前に
龐煖を仕留める!
遂に、龐煖 vs 羌瘣 開戦です。
信が来る前に仕留められるのか…羌瘣の強さは分かっていますが、「答え」を求めてやってきた龐煖が、その「答え」を持つであろう信と戦う前に敗れるということはないでしょうから…。
ただ、羌瘣にはやられてほしくない…。
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