趙軍に王手
信率いる秦右軍が、亜花錦の助力を受け、趙左軍の金毛軍を突破!!
王翦の狙っていた、李牧軍を挟撃する「必勝戦略」の形になりました。
こうなれば秦軍、押せ押せです。
田里弥軍、倉央軍も勢いを増し、李牧中央軍に迫ります。

李牧中央軍の守りに就くカイネ。
秦軍の攻撃を必死でこらえますが…頼みの予備隊は
左から来た飛信隊の対応に回っています。

趙軍中央に位置する李牧。
周りからは苦戦の報が次々と飛び込んできます。
そんな中、李牧の思いはただ一つ。
「行きなさい 傅抵」

李牧からの命で秦軍を中央突破し、王翦の本陣を目指す傅抵。
その数、数百騎。
田里弥、倉央ともに傅抵軍の突破に気付いたものの、
数百騎では何もできない。
あれは「捨て身の誘い」。
こちらが傅抵軍の対応に回ることで、その攻撃力を落とすための戦術。
そう判断し、傅抵軍への対応はせず、李牧本陣を目指します。
挟撃戦
田里弥軍、倉央軍とも、傅抵軍を追わない。
それも、李牧の読み通りでした。
李牧本陣にあと一歩のことろまで迫る秦軍。
一方の趙軍、傅抵軍数百騎が王翦軍に攻め入りますが、王翦軍はその数5,000。
圧倒的な数の差です。

その様子を見ていた王翦。
「李牧は決して無意味なことはせぬ
李牧は本気でこの本陣を討つ気だ」
「何かある
いや、何かが来る!」
その言葉通り、王翦本陣の右から現れたのは、馬南慈軍。
正面から傅抵軍、右から馬南慈軍。
「“挟撃”には”挟撃”で返す!」
李牧の策はこれでした。
互いの本陣が挟撃に遭うこの状況…。
秦軍圧倒的優位!
と思いきや……たった数百騎の突破から、またかの挟撃。
やっぱり李牧ですねぇ!!
そして、どこにいるのか分からない龐煖が出てきたりしたら…
一気に形勢逆転、ですね。

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