ナカマ編②
【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
できるだけちゃんとした格好にしてみました、的なナカマ。
「お客さん探して」とナカマが頼んだ時、「見事なずん胴にうすい尻…」
と評したナベさんも見直す可愛らしさ。
ナベさんの車で向かったのは高級レストラン。
「ここで待ってな」
1人にされて、途端に不安になるナカマ。
客が入ってくるたびにキョロキョロ…。
「待たせたね
半井摩子さんだね」
ナカマに声をかけてきたのは、優しそうな紳士。
小さくてよく見えませんが、天秤バッジ(士業バッジ)をつけてます。
弁護士ですね。
「わたしは田々良惣二(たたら そうじ)
まずは食事にしようか」
優しげな田々良と食事のあと、田々良の車(お高そうな車)で会話する2人。
田々良はナカマに、なぜお金が必要なのか尋ねます。
ナカマの答えは「自己満足のため」
田々良は、そのお金を見返りなしであげるのはどうかと提案します。
理由は田々良の「自己満足のため」
断るナカマ。
「これは自分で背負って処理して、はじめて人に納得してもらえる、
説得力を持つものだから。」
苦笑しながら田々良は、
「親子だなぁ」
実は田々良、ナカマが生まれる以前から美子さんを知っていました。
美子さんの客だったんですね。
ナカマを生んだ美子さんに「決して哀れんだわけでなく」プロポーズ。
しかし玉砕。
「まさか親子に揃って袖にされるとは…」
男としては情けない限りかもしれません。
しかし、田々良は嬉しそうに
「どうやら美子さんは、ちゃんと背負って処理したということだな」
こうなると、もう売春やら何やらいう感じではないですね。
美子さんに問い詰められ、ナベさんがゲロったらしく、美子さんから田々良に電話。
ナカマはお家に強制送還…。
この田々良といい、田々良を「信用できる」と紹介したナベさんといい、いい大人ですね。
田々良は最初からナカマを抱く気なんてなかったでしょうし、
ナベさんもそれを分かって紹介したんでしょう。
「そこに座りなさい」
と美子さん。
小田ママ同様引っ叩かれるのでしょうか。
美子さんが取り出したのは通帳とキャッシュカード。
80万ちょっとの預金額。
ナカマが、お針子で家計を助けていたつもりが、
美子さんはすべてナカマ名義の預金口座に貯めていたのです。
「あなたを育てる費用くらい、私に背負わせなさい」
「何に使うか……聞かないの?」
「聞いてほしいの?
大丈夫よ、信用してるから」
逆にいい子でいようとするナカマを心配する美子さん。
やることさえやっていれば、ちょっとくらい羽目を外してもいいんだ、と。
それで何か言ってくる人は、所詮表面しか見れない、本質を問えない人だから。
肩書がしっかりしていないせいで、あなたには迷惑かけるけど。
だからと言って、それで自分の周りに自分を悪く言う人はいないから。
売春婦だろうが何だろうが、言うことすべてに筋が通っていて、
素晴らしいですね、美子さん。
ナベさん、田々良もいい大人だと思ったけど、美子さんは何枚も上手です。
「この人がお母さんで、よかった」
改めて母の偉大さを感じるナカマ。
話のついでに、昔田々良にプロポーズされたのに、
なぜ結婚しなかったか美子さんに尋ねるナカマ。
「誰かと結婚するつもりなんて端からなかったし…」
その後、田々良の真の姿が美子さんの口から語られます。
「あの人幼児プレイ専門で、おまけにジェンダー逆のM系
『ママ どうしてあたしをぶつの?』みたいな
それで(弁護士の)専門分野が幼児虐待っていうんだから…」
田々良のこといろいろ褒めましたが…撤回したい気分…。
まぁ、性癖は人それぞれですからね…。
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