亜花錦の力
金毛軍と対する秦右軍の飛信隊は苦戦。
そこに、亜光軍からの援軍登場。
実力はありながら性格に難があり、未だ千人将止まりの亜花錦が先陣に立ち
上司に当たる二千将にも指示を出します。
亜光軍の登場で金毛軍の力が分散されたお陰で、
ようやく主力の飛信隊の進撃が始まります。
完全に勢いは秦軍。
金毛軍は完全に劣勢。
軍を率いる金毛は、自ら矛を取って先陣に出ようとします。
仕えていた慶舎を討たれ、岳嬰も討たれ…。
このまま引き下がるわけにはいかないと。
が、竹進という家臣に止められます。
「職務を放棄するな 金毛様!」
岳嬰、堯雲、趙峩龍が死に、趙国軍の弱体化は避けられない。
金毛は軍の柱であり、まだやらなければならないことが残っている。
それをやらずに、無駄死にをする気かと。
すごいですね、竹進。
軍にあって上役に、正論とはいえ真っ向から意見など、
斬られても仕方ないでしょうに…。
言われた金毛も、
「許せ、竹進 取り乱した!
私は李牧様のもとに戻る。
ここはお前たちに任せたぞ!」
素晴らしい関係ですね。
お互いに信頼しあってないとあり得ないやり取りです。
現代の、普通の会社でもね。
こういう信頼関係のある組織は強いですよ。
必勝戦略
右軍の飛信隊の勢いは止まらず、とうとう趙左軍を突破!
これで、朱海平原の戦いは、十五日目にして、
王翦が狙っていた必勝戦略、「挟撃」に成功したのです。
秦軍は右軍、中央軍ともに一気呵成の勢い。
対する趙軍はカイネの奮闘もありますが、圧倒的に劣勢。
そのカイネも、危うく討たれそうな事態に。
そこに現れたのは傅抵。
本陣で李牧を守っていた傅抵が、最前線に。
しかも「李牧の指示」だと。
おそらく非常に危険な役割を任されたのでしょう。
いつもおちゃらけている傅抵が、(おそらく好意を抱いている)
カイネをしばらくじっと見つめ、「焼き付けた」と。
「勝負は最後まで分からねぇぞ
いや、勝つのは趙軍だ」
傅抵を単騎で前線に…当然誰か「大物」を狙いに行くのでしょう。
信なのか、総大将の王翦なのか…。
秦軍圧倒的有利な状況ですが、相手は李牧ですから。
何が起きるかわかりません。
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