「ぼくらの」あらすじ紹介【ネタバレを含みます】(07.ダイチ②)


「ぼくらの」目次ページ

スポンサーリンク

ダイチ編②

【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】

急いで弟妹を起こし、叔父夫婦に預け、

「おじさんおばさん、妹たちのこと、お願いします。」

駆け出すダイチ。

コエムシによってコックピットへ転送されます。

乗り込んだ後、ジアースを動かさず、街の人の避難時間を稼ぐダイチ。

相手もしばらく動きません。

相手ロボットは、円柱形で手足はないもの。

そのロボットが、横向きに倒れます。

カーペットの埃や髪の毛なんかを粘着テープで取る「コロコロ」

或いは丸太のようです。

ジアースに向かって転がり進む敵ロボット。

向かう先には例の「遊園地」が…。

「そこは、だめだぁ!!」

遊園地を一歩で飛び越え、円柱形のロボット

(分かりやすいように丸太としましょう)の進行を止めるジアース。

遊園地を一歩で飛び越えるとか、500メートル級ロボットは違いますね。

しかし丸太は回転を止めず、ジアースの装甲を削り始めます。

「あの形なら…」

何かを思いついたのはカンジ。

「持ち上げれば、回転できない」

確かに丸太ですからね。

持ち上げれば回転は止まるはず。

カンジの言う通り丸太を持ち上げるジアース(ダイチ)。

思った通り回転が止まった…と思いきや、再び回転を始める丸太。

コエムシ曰く、「やつは空間に対して回転している」ため。

普通の物理法則は通用しないんですね。

さらに装甲を削られます。

「どうすんだ!?」

焦り始める子供たちの中で、ダイチだけが冷静です。

弟妹に思いを馳せるダイチ。

「お前たちの未来が、今この瞬間自分にかかっているのなら」

ダイチの思いに感応して力を発揮するジアース。

丸太の回転を力で止めます。

「このまま海まで持っていく。」

海に向かう道中も、建物を踏みつけないよう注意して移動するダイチ。

きれいごとで人や街の被害を気にするのではなく、

自分がこの後死ぬ、とわかっている状況下でもブレないダイチ。

一貫しています。素晴らしいです。

海に丸太を縦置きします。

そのまま回転し始める丸太。

回転に対して腕を突っ込むことで、相手の装甲をはがしていきます。

相手の攻撃を弱点に変えるダイチ。

勝利目前のところで、ウシロが水を差します。

「ここでやめるなんて言うなよ」

妹のカナに対して頻繁に暴力をふるうウシロには、

両親と血のつながらないアキ、弟妹を何より大事にするダイチが、強く責めました。

まだ、ジアースに乗る前の出来事ですね。

「じゃああんたは、家族のために死ねるのか?」

「死ねる」

即答したダイチ。

そのやり取りに対して、本当にその覚悟があるのか、

という最終確認なのでしょうか。

「もうお前には怒る気にもならん

せめてカナちゃんくらい、大事にしろ」

「あんたの知ったことじゃない

おれは早く帰って寝たいんだ」

戦闘が始まったのが深夜でしたからね、眠いでしょう……じゃないですね。

こんな時に。

ダイチは無反応。若干あきれているのかも。

「ウシロっ!!」

叫んだのはアキ。

ウシロに向かって一直線。

そのまま一発殴ります。

「あんたってホントにサイテーな…

あんたなんて殴られてもわかんないかもしれないけどっ…」

怒りを通り越して泣き始めるアキ。

「やめようぜ!

こいつは素直じゃないんだよ!!」

なだめるカンジ。

「やめてくれ

今は自分の気持ちをくんでくれ」

コエムシに、死んだ後の自分の体について尋ねるダイチ。

基本は家に戻すが、キレイさっぱり消すことも、ジアースの中で預かることもできる、と。

最後の選択肢を選ぶダイチ。

「妹たちには、行方不明になったことに」

最後まで弟妹を気に掛けるダイチ。

父親が失踪した際、双葉が泣きながらダイチに

「おとーちゃん、あたしたちおいていっちゃったの?」

自分がいなくなったら、同じように言われるのだろうか。

「フタバ、お願いだから、そんな悲しいことを言わないでくれ」

ダイチの戦いが終わりました。

被害を最小限に食い止めるため頑張ったとはいえ、

丸太が転がった被害は人にも街にも及びました。

ダイチの家。

ダイチがいなくなり、双葉が一人、お母さん役を担っています。

遊園地に行きたがる三太と四詩。

「遊園地やってないよ?」

ため息交じりに、

「行くだけ行ってみる?」

ダイチの戦いから3日が経っていました。

ダイチは行方不明のまま。

そういうことになっています。

連れ立って遊園地に向かうダイチの弟妹。

アトラクションは、すべて動いています。

「やってる…信じられない」

「こういう時こそやってなくちゃなって

黒い怪獣が守ってくれた、って話も出てる」

その通り、ダイチが弟妹のために守った遊園地です。

「ダイチにーちゃんは、こないの?」

「ダイチにーちゃんいないとつまんねー」

「ダイチにーちゃんいつくるーー?」

「はやくよべーー!」

「はやくはやくーー!」

二人を抱きしめる双葉。

ダイチにーちゃんは、あたしたちをおいていったんじゃないよね?

ダイチは登場人物の中でもかなり好きなほうでした。

そして、「家族愛」に弱いので…ダイチの話を最初に読んだときは、

かなりウルウルきました…。

高橋一生さんの「お疲れシーモア、する?」でおなじみの「コミックシーモア」です。


電子書籍ストアの最大手で、こちらで「ぼくらの」も読めます。 一冊ずつ本を買うこともできるし、月額制、ポイント購入や、読み放題プランにレンタルもあり、色々な電子書籍サイトのいい所を全て満たした欲張りサイトですね。 ポイントは100pt(100円)から、月額は300円から、読み放題(ライト)でも、月額780円です! ※2019年8月22日時点

前の記事:ダイチ編①
次の記事:ナカマ編①


「ぼくらの」目次ページ

ぼくらの
スポンサーリンク
スポンサーリンク
旦那をフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました