ココペリ編
【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
3回に渡って登場人物をご紹介しましたが、今回から本編、
お話のあらすじをご紹介させていただきます。
舞台は、細かい違いはあるものの、地球とほぼ同じ環境、
かつ今より少しだけ先の未来。
時期は夏休み。
「自然学校」に集まった子供たちは、あらかじめご紹介した15人。
14人が中学一年生。
ウシロの妹・カナちゃんだけ小学四年生。
そんな14人の日常が、些細なきっかけで非日常に一変するお話し。
海岸を散策中、マチが洞窟探検を提案。
地元のマチは、近くに洞窟があることを知っています。
「すぐ行き止まりだけど」という言葉に反して、かなり奥まで続いている洞窟。
途中で引き返そうとするも、奥に明かりを見つけるカナちゃん。
そこは、明らかに居住者がいる場所。
パソコンも数台置かれています。
洞窟の住人、「ココペリ」帰宅。
帽子をかぶり、眼鏡をかけ、リュックを背負い、低めの山なら登れそうな格好です。
穏やかで、若干間の抜けた感じの喋り方。
洞窟で「ゲームを作っている」というココペリ。
15体の敵が地球にやってくる。
地球を守るため、ロボットに乗って戦う。
その「ゲーム」の操縦者にならないか、と誘うココペリ。
「どうせ暇だし」と誘いに乗る子供たち。
「勇者の契約を」
板状の物体に手を載せ、契約を誘うココペリ。
たかが「ゲーム」なのに。
クスクスと笑う子供たち。
「こういうのは雰囲気が重要なんだ…」
少し顔を赤らめ、照れながらも再び契約を誘うココペリ。
この時点では何の悪意もなさそうですが…。
15人全員契約、と思いきや兄・ウシロが「こいつはいい」と
カナちゃんの契約を却下します。
中学生のみ14人、契約完了したところで、全員気を失い、気が付けば洞窟の外。
辺りは暗がり。
再び洞窟に行ってもココペリはおらず…全員が同じ夢を?
と思っていた矢先、地震のような揺れに、外へ出る子供たち。
すぐ近くに、大きなロボットが。
黒く、巨大なロボット。
「500メートルはある…」とカンジ。
次いで、もう一体ロボットが現れます。
今度は白っぽく、蜘蛛のような形状。
どうなることかと見守る子供たち。
その背後に、フワフワと浮かぶぬいぐるみ…ではなく、「コエムシ」。
「お前らのサポート役だ」というコエムシによって、
ロボット内のコックピットに転送される子供たち。
昼間と違い、黒い服に身を包み、帽子も眼鏡もなく、目つきは鋭く、頬に傷もあり…。
これだけ違うと「別人?」という感じですが、間違いなくココペリです。
ココペリがロボットを操縦し、もう一体のロボットと戦闘を開始します。
子供たちに操縦の仕方(念じれば動く)、戦い方、
どうすれば「勝ち」なのかを一通り説明しながらの戦闘。
途中、ロボット出現の報でスクランブル発進した国防軍の戦闘機が、
戦いに巻き込まれた墜落。
お構いなしに戦闘を続け、自分は異星人であることを告白するココペリ。
この星の人間の生き死になど、自分には関係ない、と。
しかし、「宇宙人でも、同じ人間だよ」と。
意味深な発言ですね。
「こいつは強い」
説明しながらの戦闘でも、圧勝します。
最終的な勝利条件は、相手ロボットのコア(花のつぼみ状の球体)を破壊すること。
次回からの戦いに、自分は参加できない。
この先は、君らがこの地球を守れ。
先ほどの「宇宙人でも同じ人間」と、今の「この地球を守れ」。
気になる発言が続きます。
戦闘が終わり、コックピットから転送される子供たち。
先ほどまで自分たちが乗っていたロボットを見上げます。
「夢だと思ってんじゃねーぞ」
「お前らのマガジンが装填されたら迎えに来る」
そう言い残して消えるコエムシ。
やってやんぜ~~!!
興奮する子供たち。
唯一、軍人の娘・コモだけが、墜落した戦闘機のパイロットを心配していました。
まずは子供たちが「契約」した経緯、ココペリの戦闘までをご紹介しました。
次回からは子供たちが戦います。
ロボットに乗って戦えることに、興奮する子供たち。
その先に、残酷な結末が待っていることも知らずに…。
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