【本記事には「ぼくらの」のネタバレを含みます】
キリエ
あだ名:キリエ/本名:切江 洋介(きりえ ようすけ)
3巻表紙の一番奥(右側)の男の子。
中一。
カコ(加古 功)と同じ中学に通う。
体格は小柄で太目。
大人しい性格で、カコ(加古 功)の欄に記載の通り、
学校でいじめられており、同じくいじめられているカコにも下に見られている。
しかし実際は洞察力、思慮に長けており、哲学的な死生観を持つ。
「生きる喜びを全身で表現」しているような、
快活な従姉に憧れていたが、その従姉は物語開始時点では生きる気力を失い、
自殺未遂を繰り返している。
コモ
あだ名:コモ/本名:古茂田 孝美(こもだ たかみ)
6巻表紙の女の子。
マキ(阿野 万記)と同じ中学に通う。
国防軍の一等海佐の娘で、特技はピアノというお嬢様。
父親が軍人ということで、小学生の時にクラス内で浮き、
軽いいじめに遭い消極的な性格となる。
逆にマキとは、父親が軍人ということで仲良くなった。
中の人は地獄少女。
アンコ
あだ名:アンコ/本名:往住 愛子(とこすみ あいこ)
7巻表紙の女の子。
中一。
父親は有名なニュースキャスター。
本人はアイドルを夢見ており、自宅でアイドルの真似事をしている。
ちょっと頭の軽いおバカキャラ的立ち位置だが、
デリカシーのない発言に対して敏感であり、
それ故カンジやコエムシにからかわれる。
カンジ
あだ名:カンジ/本名:吉川 寛治(よしかわ かんじ)
8巻表紙の男の子。
ジアースに乗る子供たちの中で、一番背が高い(160㎝)。
後述するウシロと同じ中学に通う。
両親はゼネコンに勤める建築設計士であるが、
超高層ビル「沖天楼」建設に際し、強度計算の偽装を指示される。
母親はそれを気に病み、息子であるカンジに
「あそこには近づいちゃダメ」と言い残し、
落成直後の沖天楼から投身自殺した。
妹のカナを生んだ際に母親が亡くなったウシロとは、
母親がいない同士、仲良くなった。
飄々、のらりくらりとした様子を窺わせるが、
実際には洞察力・判断力に優れ、友達(ウシロ)想いである。
カナ
あだ名:カナ/本名:宇白 可奈(うしろ かな)
9巻表紙の女の子。
小四。
自然学校参加者で、唯一の小学生。
後述するウシロの妹。
ウシロの八つ当たりで、よく暴力を振るわれる。
自分を生んだ際に母親が亡くなっており、
自分が父と兄(ウシロ)から母親を奪ってしまった、と考えている。
マチ
あだ名:マチ/本名:町 洋子(まち ようこ)
10巻表紙の女の子。
中一。
そばかすが特徴的。
ジアースに乗るきっかけとなる、洞窟探検の言い出しっぺ。
自然学校近くの漁師の娘で、自然学校は地元だった。
ウシロ
あだ名:ウシロ/本名:(うしろ じゅん)
11巻表紙の男の子。
中一。
前述の通り、カナの兄でカンジと同じ中学に通っている。
カナにはよく暴言や暴力をふるい、自然学校の仲間、
特にマキに強く窘(たしな)められる。
「あんたはカナちゃんとの血のつながりに甘えている」と。
(自分と血のつながらない両親が、自分に手を挙げるのに
どれだけ勇気が必要か、ということと比べて)
冷静・無表情で口数も少ないが、頭の回転は速い。
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