「薬屋のひとりごと」のあらすじ紹介【ネタバレ含みます】

【この記事は「薬屋のひとりごと」のネタバレを含みます。】

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概要

「薬屋のひとりごと」は小説投稿サイト「小説家になろう」で

人気を博した日向夏先生による小説作品です。

わたしはコミカライズされた漫画の方しか読んだことがないので、

そちらについて語らせていただきます。

ちなみに、2誌からコミカライズ出版されており(ビッグガンガン、サンデーGX)、

後者は「猫猫の後宮謎解き手帳」というサブタイトルがついています。

ビッグガンガン版、サンデーGX版とも5巻ずつ単行本が刊行されていますが、

わたしは前者しか読んだことが無いです…。

あらすじ

舞台は古代中国を思わせる架空の帝国「茘(リー)」。

主人公は、養父について花街で薬師をしていた「猫猫」(マオマオ)。

「していた」というのは、薬草採取のために外出したところを人攫いに遭い、

後宮に売り飛ばされたため……。

なので、現在は後宮務めの下級女官。

顔は悪くないが、そばかす、平ら胸、痩身で、

お世辞にも可愛いとは言えない猫猫。

そのうえ不愛想で口数も少なく…。

女官内でも孤立した存在。

そんな猫猫が後宮に入ったころ、後宮はある「呪い」の話で持ち切り。

「呪い」とは、主上(皇帝)の御子が立て続けに亡くなっていること。

今現在も、上級妃である4夫人のうちの2人とその子、

梨花(リファ)妃と東宮(皇太子)、玉葉(ギョクヨウ)妃と

公主(皇帝の女の子ども)も病に伏している、と…。

呪いはバカバカしいが、皇位継承に絡む毒殺となれば…。

薬師を生業とし、その研究のために人体実験(自分の身体で試す)

を繰り返すくらい探求心旺盛な猫猫。

後宮に売り飛ばされて以降、薬を調合する機会もなかった猫猫には、

涎が出るほどおいしそうな話。

頭痛に腹痛、吐き気の症状で段々弱っていった、

という情報を女官から得た猫猫。

上級妃のいる宮に足を運んだところ、まさに病に伏している

2人の上級妃の姿を見かけます。

東宮の母親・梨花妃が、公主の母親である玉葉妃に

「自分の子が女だから、男の子であるわたしの子を呪い殺す気だろう!」

と玉葉妃の頬を引っ叩き…修羅場ですね。

そんな殺伐とした雰囲気の中、猫猫は梨花妃の様子をよく観察していました。

関節が痛むせいで足元が覚束(おぼつか)ず、肌が不自然に白い…。

これらのヒントを得た猫猫。

呪いではなく、「あるもの」が原因だと突き止めます。

原因を突き止めたものの、それを知らせる手段を持たず…。

止む無く仕事着を裂き、草の汁で文字を書き、両妃の元へ届けた猫猫。

1ヵ月後、東宮は身罷られ、母親である梨花妃も弱っていくばかり。

一方、玉葉妃とその子・公主は好転し、持ち直した。

玉葉は後宮の管理を担当する宦官・壬氏(ジンシ)に相談します。

「おしろいはどく 赤子にふれさすな」

この布きれのお陰で自分の子は助かった。

でも、誰が置いていったものかは分からない、と。

壬氏は、梨花妃と玉葉妃の言い争いの際、「書くものさえあれば…」

とブツブツ呟きながらその場を離れる、そばかすの下女が

いたのを覚えていました。

宮官長の元に、そばかす下女のみを集めさせた壬氏。

その「天女の微笑み」と言われる美しい容姿に見惚れる下女たち。

猫猫を除いて。

おもむろに、半紙に「そばかす女 お前は居残りだ」と書き、

皆に見せながら、「今日はこれで解散だ。部屋に戻っていいぞ」

不思議に思いながらもゾロゾロと戻る下女たち。

一瞬反応が遅れてしまった猫猫。

にっこりほほ笑む壬氏に捕まります。

他の下女は文字が読めず、猫猫は読めました。

「居残り」という言葉に反応してしまったため、

他の下女より「部屋に戻っていい」という言葉への反応が遅れたのです。

位の低い下女は文字の読み書きができないのに、

件の下女は玉葉妃に文を送ってきた。

なので、そばかすの下女を集めたうえで、文字と口頭で別のことを示し、

一人だけ反応が違った猫猫をあぶりだした、というわけです。

天女のように美しい(でも宦官)壬氏ですが、結構な腹黒男のようです。

「フルーツバスケット」でいうところの紫呉のような性格ですね。

猫猫が文字が読めないふりをしていたのは、

文字が読めれば位が上がり、給金も良くなる。

しかしその給金は、猫猫を攫った者たちに払われる。

それは癪なので、文字が読めないふりをしていたのですが…

壬氏によって暴かれてしまった猫猫の才覚。

そして、娘を助けてもらった玉葉は、猫猫を侍女として迎え入れます。

要は昇進ですね。

玉葉の侍女になった猫猫ですが、腹黒宦官・壬氏によって、

いいように使われます。

東宮を亡くした梨花妃の治療に際しては、ガリガリにやせ細り、

食事もままならない梨花妃に重湯を作りますが…先輩侍女から

「そんな下賤のものを食べさせるわけにはいかない、作り直してきなさい」

と早々に嫌がらせを受けます。

梨花妃の肌が以上に白いのを見た猫猫。

化粧係の侍女に詰め寄ります。

侍女は、妃に美しくいてもらうことが自分の仕事、

妃も喜ぶはず、と莫迦なことをほざきます。

ブチ切れた猫猫

「あのおしろいは毒だっつってんだろが

誰が自分の餓鬼殺した毒を喜ぶんだよ」

生意気かつ無能な侍女をボコボコにする様は、スッとしましたね!

いかがでしょう。興味を持っていただけました?

良かったら猫猫の更なる活躍、読んでみて下さい。

「薬屋のひとりごと」は、以下のサービスでもお読みになれますよ。

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薬屋のひとりごと
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