松左の死に際し、涙に暮れ、松左の亡骸に勝利を誓う飛信隊。
松左討ち死にの報は、副長の渕さんにも伝わり、一緒にいた尾平にも。
渕さん、尾平とも、飛信隊結成時からの仲間ですからね……。
尾平は特に取り乱します。
伝令の兵に「嘘だって言えよ バカヤロォ!」と怒鳴るくらい。
尾平、仲間思いですからね。


そして本陣にも伝わる報。
大きなショックを受ける河了貂。一時で持ち直し、策を練り始めます。
盤上で自分が動かす駒が、実際には人の命で、自身の作戦で兵の命を失わせている……。
初陣の時からその重圧に耐え、何度もそういった経験をしてきた貂ですが、松左に無理をさせた……、無理をしてくれたおかげで、被害が少なかった……、けれどやはり、松左に無茶をさせてしまった、オレが死なせてしまった……。
自分を責める貂。やはり気持ちを持ち直せず、策を考えられない状態に……。
そして本陣に、前線から急報が。
趙峩龍を見つけた、と。
索敵に出ていた那貴達が見つけたようです。
松左の死に立ち会った信が、前線に復帰します。
そして、松左が死んだことを伝えます……。
田有、田永、去亥ら、飛信隊初期メンバーは大きく動揺しますが、「松左は俺の腕の中で死んだ そんで俺がお前たちの分までしっかり泣いてきた」という言葉で、持ち直します。
この辺りの信、本当に落ち着いてますね。
漂が死んだときは、それこそ怒りに我を忘れるって感じでしたが、尾倒が死んだとき、今回松左が死んだとき、一番泣いて、一番落ち着いていたのは信だったのかもしれませんね。
松左に勝利を誓う信。
趙峩龍に迫ります。
隊にとって大きな存在だった松左の死は、大きな悲しみと、大きな力を与えてくれると思います。
干斗達、松左に助けられた新入りには、松左にもらった槍で、松左の分まで頑張ってほしいですね。
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