馬陽攻防戦の開始。
中央に陣取った蒙武(もうぶ)は、趙軍の予想を上回る強さで、重装騎兵をなぎ倒しながら進軍していきます。

しかし、一旦守備に取り込まれた蒙武軍は、攻め続けるも苦戦中…。
壁千人将を含む、左軍1万は、趙軍の右軍2万とぶつかり合います。
数の上では明らかに不利な秦軍左軍の戦い。

ここで王騎将軍が、信の100人部隊に指示を出すため、本陣を離れ直接部隊の前に現れます。
王騎の迫力に圧倒される、部隊の面々。
信の100人部隊は、独立遊軍としてどの軍にも属さず、将軍直属の組織として、特殊な任に就くのです。
その任とは…。
王騎曰く、戦の終盤に智将が残っていると、非常に戦いづらい。
そういう将には早めに死んでもらった方が良い。
秦軍左軍とぶつかっている、趙軍右軍の将は、軍師にも劣らない智将・馮忌。
馮忌には早めに死んでもらいましょう。
ということで、馮忌の首を取ってこい、というのが王騎から授けられた任です。
しかし100人の部隊で、2万の兵の将を討ってこいとは…。
まともに真正面からぶつかるのではない。無国籍地帯を平定した経験で、信はそのことにすぐに気づきます。
千や万の軍勢ではできないことが、100人と言う規模ならことがある。
100人でも、集まれば簡単には破れない。
無国籍地帯平定の修業を通じて、信の着実な成長を喜ぶ王騎。
王騎より、信の部隊に対し「飛信隊」という名が授けられます。
その飛信隊、
秦左軍 ⇔ 趙右軍
↑
飛信隊
こんな感じで秦左軍と趙右軍が対峙しているところを、真横から馮忌の首を狙う、という策に出ます。
敵に見つからぬよう、ソロリソロリと100人が移動します。
が、茂みに隠れていた趙兵に見つかり、合図の笛を吹かれそうに……!!笛を持ったままの腕が、羌瘣に斬りおとされます。
周りに数人いた趙兵も、一瞬で羌瘣に斬り殺されます。
チート級ですね、羌瘣の強さ。
やっとのことで趙右軍の真横に辿り着いた飛信隊。
秦左軍との戦いを見ると…数的不利にもかかわらず、秦軍が押し込んでいます。
たまらず退却を始める趙軍。
退却する趙軍を一気呵成に追いかける秦軍。
……これが罠とも知らずに……。
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