みほ、華、優花里の3人は、麻子のおばあちゃんの入院する病院へお見舞いに。
廊下まで聞こえてくる怒鳴り声。
どうやらおばあちゃんが麻子を叱っているようで…圧倒される優花里は「帰りましょうか…?」
華は「いえ、折角来たのですから、ここは突撃です!」
校内の練習試合では失神してしまった華ですが、基本、肝は据わっているようです。
「寝てなんかいられないよ!!明日には退院するからね!!」
一生懸命おばあちゃんを止める麻子。
おばあちゃん、かなり元気……と言うかうるさい。
「あんたたちもこんな所で油売ってないで、戦車に油差したらどうなんだい!!」
うるさいし、うまいことを言う。
帰り際、「あんな愛想のない子だけどね、よろしく」
最後に部屋を出たみほだけに聞こえる小さな声でしたが、やっぱり麻子が心配なようですね。
うるさいけどいいおばあちゃんかも。
帰りに麻子の幼馴染・沙織が話してくれたのは、麻子の両親は麻子が小学生の頃に事故で亡くなり、おばあちゃんが唯一の肉親であること。
麻子の母親はおばあちゃんそっくりで口うるさく、喧嘩したまま死に別れてしまったことを後悔していること。
一人で大洗に来ているみほが、もしかしたら母親と仲違いしているのでは…と心配していること。
普段、無口・不愛想で、感情や考えていることを表に出さない麻子ですが、いい子ですね、麻子。
まぁ、沙織には敵いませんが。
みほは確かに、母親と仲違いしていました。
昨年の戦車道全国大会決勝、雨で増水した川に転落した味方戦車から、仲間を救出すべく戦車を降り、川に飛び込んだみほ。
強豪・黒森峰女学園で、チーム全体の副隊長を務め、車長を務める戦車を置き去りに。
全国大会10連覇のかかった決勝で、フラッグ車の車長の任を放棄して。
チームメイトを救うみほの行動は、称賛されるべきものと思いますが、みほの母は違いました。
西住流は強きこと、勝つことを貴ぶ流派。犠牲無くして勝利なし。
みほの行動を否定・非難され、その場にいた姉のまほも庇(かば)ってはくれませんでした。
戦車道が嫌になり、一人大洗に転校したみほ。
しかし、大洗では再び望まぬ戦車に乗ることに…。
それは黒森峰とは違い、みほの知る戦車道とは異なる、不格好で、不器用だけど、大好きな仲間と、楽しく戦える戦車道でした。
二回戦に向け、士気の高い状態で練習に臨む大洗女子チーム。
練習後、みほのもとに…
「作戦会議だ」
「交換した方が良い部品のリスト作りを…」
「カーブがうまく曲がり切れないんですが…」
「照準をもっと早く合わせるには…」
「躍進射撃の射撃時間短縮について…」
「戦車の中にクーラーって…」
「戦車の話をすると男友達が引くんです…」
「私は彼氏に振られました~~」
等々、集まるチームメイト。
一人で捌(さば)ける筈もなくテンパるみほ。
沙織が「みぽりん、一人で頑張らなくていいんだよ」。
メカニカルなことなら優花里
操縦は麻子
書類整理なら華
恋愛関係は沙織
分担して頑張ろう、と。
さすが沙織、わたしの認めた女です。
はい、ごめんなさい。
書類整理をしながら、保有した形跡はあるが、処分された書類がない戦車があることが判明。
次戦以降に向けて、各チーム分担して探すことに。
カバさん(歴女)チームと優花里が「ルノーB1bis.」を見つけますが、学園艦内で迷子になる沙織とウサギさん(一年生)チーム。
一年女子たちが心細さで泣き始めたときはみんなを励まし、救助隊(みほ、華、優花里、麻子)が現れたときは、一年女子に泣きながら抱きつかれ…。
お母さんみたい。やっぱいい子、沙織。
チームの結束も強まり、迎えた二回戦。
相手はアンツィオ高校。
実際の試合時間は分かりませんが…放送時間的には【8秒】で終了。大洗女子の勝利!
コメント