貂が軍師を目指し、昌平君の軍師養成機関に入った頃、顛末を知る羌瘣はその説明のため、信の家(ボロ小屋)を訪れていました。
貂が作り置いてくれた食事をとり、色々と話すうちに夜も更け、羌瘣は信の家に泊まることに。
伍で何度も一緒に寝たとはいえ、今度は羌瘣が女性と知ってしまっています。
尚且つ、戦では取らなかった鉢巻を取ると、綺麗な顔が露わになり、余計に意識する信。
若い男女が一つ屋根の下ですからねぇ…。
何かあってもおかしくない………いやいや、信と羌瘣だと、何かある方が逆に意外ですね。
下手に手ェ出したら、羌瘣にバラバラにされそうですから…。
急に信の方を向いて、じっと信の顔を見つめる羌瘣。
ドキドキ…ドキドキ…。
「お前このままじゃ いつか死ぬぞ
お前の戦いぶりは”勇猛”ではなく”無謀”なんだ」
国王暗殺未遂の際に、羌瘣に手も足も出なかった信。
本人も思う所があるようで、
「言われなくたって分かってる
その辺のことはちゃんと…考えてある!」
何やら本当に考えているようですね。
返す刀で信から羌瘣への質問。
「お前はこれからどうすんだ?仇討ちか?」
「そうだ」
「んじゃ終わったら 速攻で帰ってこい
お前はとっくに俺の百人隊の頭数に入ってんだから」
「勝手に入れるな」
「るせぇ!返事は!!」
「考えとく」
心なしかうれしそうな羌瘣。
祭をすっぽかし、「掟」に従って死ぬこともせず、里を捨てて仇討ちを目的に生きる羌瘣にとって、「帰るところ」はないでしょう。
しかし今は、信の隊が帰るところになりつつある。
帰る家、ホームがあるという事実は幸せにつながる、と誰かが言ってましたね。
きっちり仇討ちして、信の許に帰ってきてほしいものです。
コメント