ひぐらしのなく頃に 綿流し編 其の参「嘘」Aパート
詩音ちゃんにブチ切れ、電話を切られてしまった翌日。
学校は「ある話」で持ち切りです。
雛見沢村の村長さんが、昨日昼過ぎ、会合で神社の集会所に出かけ、その会合は日がとっぷり暮れたころに終了。
それきり、村長さんの姿を見た人はいない、、、つまり、行方不明。
「鬼隠し」に遭っての行方不明なのでしょうか。
昨夜電話で話していた、「祟られるのに十分な資格がある」
圭一君と詩音ちゃんではなく、村長さんが。
学校の花壇に水やりをしながら、
「祟りなら、祭具殿に入った俺と詩音のはずなのに」
と考え込む圭一君。
ふと視界に入って来たのは梨花ちゃん。
転んだのでしょうか、少し汚れて、擦り剥いているようです。
目にはうっすら、涙が溜まっています。
「梨花ちゃん!転んだのか?」
涙を拭いながら
「違うのです。違うのです。ボクのことはいいのです。それよりも。お祭りの晩に何か悪いことしましたか」
やはり祭具殿忍び込んだのは、周知の事実なのでしょうか。
少なくとも、何人か知ってる人はいて、古手神社の巫女であり、祭具殿に入ることのできる梨花ちゃんは、そのことを知っているように見えます。
答えることができない圭一君。
「変なことを聞いて、ごめんなさいです。忘れて下さいなのですよ」
「梨花ちゃん!!」
走り去ろうとする梨花ちゃんを、圭一君が呼び止めます。
祭具殿に忍び込んだことを、洗いざらい話してしまいたい圭一君。
ただ、梨花ちゃんは古手神社の巫女であり、禁忌を破ったことを一番許さない立場にあります。
梨花ちゃんを呼び止めたのはいいけど、言葉が続かない圭一君。
梨花ちゃんが先に口を開きます。
「お祭りの晩、神社の祭具殿に猫さんが入り込んだそうです。」
「ね、、猫?」
「はい☆猫さんです☆ ゃ~~にゃ~~、なのです☆猫さんは中を見て、怖くなってびっくり仰天。一目散に逃げだして、ガタガタブルブルニャーニャーで大変なのです。」
「そ、、その猫さんは、これから、、どうすればいい?猫さんが悪戯心で忍び込んだのを、、犬さんが見てたんだ。猫さんのところに代わる代わるやってきては、忍び込んだだろ?って、、問い質してくるんだ。」
「大丈夫ですよ☆猫さんはボクが守ってあげます。何匹かの犬さんが、きっと、勘違いしているだけなのだと思います。ちょっと大変ですけど、頑張りますですよ☆ファイト!オー!なのです☆
、、、だけど、姉猫はとても怒っています。妹猫が悪いことをしたので、とても怒っています。
、、、、、、、今日から部活は無しにしましょう。
しばらくの間、姉猫をそっとしてあげてほしいからなのです」
『姉猫って、魅音のことか、、?』
「圭一。村長さんを噛んだ勘違いの犬さんが、猫さんに噛みつこうとしたら、知らせて下さいね」
その夜、詩音ちゃんから電話が来ます。
前の晩、詩音ちゃんを責めて、電話切られちゃったから、まずはそのことを謝ります。
「あの、、公由のおじいちゃんが行方不明になったって、本当ですか??」
村長さんは「公由」さんというようですね。
詩音ちゃんは続けます。
「どうしよう、、、わたし、、昨日村長さんに、、あの晩のこと打ち明けたんです!!わたしのせいです!」
詩音のせいではないと、宥(なだ)める圭一君ですが、
詩音ちゃんの後悔は止まりません。
「いいえ!!わたしのせいなんです!!!だって打ち明けてすぐなんですよ!!その晩すぐに消えてしまって!!
、、、、、話したから殺されてしまった、、、打ち明けたから殺されてしまった、、、」
「おれも、、、おれも打ち明けてしまったんだ、、、梨花ちゃん!!!」
レナちゃんは入浴中、お父さんに呼ばれます。
「お~~い、レナ。電話だぞ。圭一君って子から。」
良いですね、ナイスサービスシーンですね。
2次元の中学生女子の入浴シーンに萌える中年女がここにいます。
危険です。
誰か通報してください。
圭一君はあの後、梨花ちゃんに電話したけれども繋がらず、心配になってレナちゃんに電話し、一緒に様子を見に行くようです。
レナちゃんには、祭具殿の話はせずに。
魅音ちゃんも合流します。
「姉猫はとても怒っている」のでは、、、?
梨花ちゃんは、同じくオヤシロ様の祟りで両親を亡くした沙都子ちゃんと一緒に、倉庫の2階のようなところに住んでいるようです。
部屋に灯りは点いておらず、大声にも反応なし、鍵もかかっているよう。
圭一君ははしごで2階が開いてないか確認、レナちゃんは古手家の本家(梨花ちゃんの両親が亡くなってから、ほったらかし)を見に行きます。
圭一君が登るはしごを魅音ちゃんが押さえています。
両親を亡くし、小さい子が2人で生活していることに対し、
「大変なんだな、、、」
と圭一君。
すると、、、、、魅音ちゃんの様子が豹変します。
鬼隠し編の時のように。
「呪われてるんだよ。。。」
圭一君が昇っているはしごをガチャガチャ揺らしながら、何かに憑りつかれたかのように、捲(まく)し立てます。
「北条沙都子はね、オヤシロ様の祟りを一身に受けた呪われた子なの。 悟史君もたった一人の妹のあの子のために、身を粉にして守っていたのに消されてしまった!!可哀想な悟史君。なんて報われない悟史君。
あの子は呪われた子。あの子に近づけば、祟りで死ぬか、祟りで消えるか。
あの子に安らぎなんかあるものか。梨花ちゃんが消えたのも、きっと沙都子のせいだよ!!
違いない違いない違いない違いない、、違いない違いない違いない違いない、、違いない違いない、、違いない違いない、、違いない違いない、、違いない違いない、、、、」
「魅ぃちゃん!圭一君!!鍵、借りてきたよ!」
レナちゃんが何人かの大人たちを連れて、戻ってきました。
「おっ、助かったね!ねっ、圭ちゃん♪」
また、普通の魅音ちゃんに戻ってます。。。
『俺の知っている魅音と、違う魅音がいるのかもしれないその時初めて、そう思った』
鬼隠し編もそうでしたけど。やっぱり豹変するんですよね。
レナちゃんは今回そうならないけど、魅音ちゃんは今回も豹変。
そして、もう1つ気になるのが、途中から魅音ちゃんと詩音ちゃんが一緒に登場しないこと。
祭具殿に忍び込んだことを魅音ちゃんが怒っているから、なんでしょうか。。。??
あとは、魅音ちゃんが豹変した際、その怒りの矛先が「沙都子ちゃん」に集中していたこと。
今回、それほど出番がなかった沙都子ちゃんが、魅音ちゃんの標的になるのはちょっと不自然。。。
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