ひぐらしのなく頃に 綿流し編 其の弐「タカノ」Aパート
綿流しのお祭りの準備を手伝う圭一君。
鬼隠し編にはないシーンですね。
「圭ちゃん、お疲れ様」
麦茶を差し出す、、、
「おっ、気が利くな!サンキュー、魅お」
「詩音でーす!!」
意地悪な妹の方でした。
そこにやってくる魅音ちゃん。
魅音ちゃん、麦茶を2つ持ってます。
もちろん自分と圭一君の2人分なんでしょうが、、、
「お姉は何で麦茶を2つ持ってるんですか~?大雑把で自分さえ良ければいいお姉が、クラスメイトの男の子に甲斐甲斐しく麦茶を持ってくるわけないですよね~♪」
「えっと、、、その、、、」
もう素直に圭一君に麦茶出せなくなっちゃいました。
2人の力関係は、
詩音ちゃん>>>>>>>魅音ちゃん
って感じでしょうか?
仕方なく2杯の麦茶を一気飲みする魅音ちゃん。
「さすがはお姉!見事な飲みっぷりでした!」
茶化す詩音ちゃん。
「あたし詩音嫌い!こないだからもっと嫌いになった~!」
そんなやり取りをしているところで、カメラのシャッター音が。
富竹さんと鷹野さんです。
鬼隠し編では、お亡くなり&行方不明コンビです。
鬼隠し編で少し話が出た鷹野さんですが、診療所で看護婦をしているそうです。
そこへやって来たのは大石刑事。
鬼隠し編では、綿流しのお祭り後に出てきましたが、今回はお祭り前に出てきましたね。
鬼隠し編の登場人物は、もう出そろった感じですね。
大石さんはお祭りの警備の下見だそうです。
「まぁ、何もないとは思ってますが~。」
とはいうものの、4年連続で「何か」起こっているので、今年も何かが起こると思っての下見なんでしょうね。
「警察の人?」
圭一君はこの時点では、オヤシロ様の祟りを知らないのですね。
鬼隠し編同様、魅音ちゃんははぐらかそうとしますが、
「今年は誰が死んで、誰が消えるんでしょうね」
と詩音ちゃん。
「お姉はまだ圭ちゃんに話してないの?」
「そういう話は吹き込まない主義なの」
結局、圭一君は詩音ちゃん、富竹さん、鷹野さんから祟りの話を聞くことにします。

鬼隠し編でも説明しましたが、ざっくりと流れをご説明。
鬼隠し編に出てこなかった話もありますので。
- 雛見沢が丸ごとダムに沈む巨大ダム計画が発表される
- それに反対するために住民運動が結成された
- その反対同盟の事務所があったのが、綿流しのお祭りが行われる古手神社の境内
- 雛見沢の守り神であるオヤシロ様を祀る神社に本陣を置くことで、必勝を祈願した
- 4年前、そのダム建設現場の現場監督がバラバラにされて殺される
- その翌年、ダム推進派の夫婦(※)が旅行先で崖から落ちて事故死
- さらに翌年、古手神社の神主が原因不明の病で急死
- 去年は、※の夫の方の身内が撲殺死体で見つかる
- 毎年、ダムの関係者が4年連続で亡くなっている
- 4年連続で人が亡くなるのは、必ず綿流しのお祭りの晩
ちなみに、鷹野さんはこの出来事を祟りでも偶然でもなく、人の仕業と思っているようです。
確かに、そんなに人口の多くない寒村で、4年連続同じ日に人が変死すれば、それは「誰かの仕業」と考えるのが普通ですよね。
詩音ちゃん曰く、大石さんはそれを疑っているそう。
そして詩音ちゃん自身も、人の仕業と思っているようですね。
「必ず1人が祟りで死んで、1人が生贄で消えるんです」
「明日はいったい、誰が死んで誰が消えるのかしら」
高揚気味の鷹野さん。少し怖いですね、きれいな女性なのに。
翌日のお祭り当日、例の「五凶爆闘」に興じる5人。
そして祭りのクライマックスは、梨花ちゃんの奉納演舞。
でも、人がたくさんで演舞が見られない圭一君。
詩音ちゃんに手招きされ、近くで見れるのかと付いていくと、段々舞台から離れていきます。
辿り着いた先には、、、富竹さんと鷹野さん。
「開かずの祭具殿」と呼ばれる建物の南京錠を、富竹さんが開けようとしていました。
古手家と、ほんの一握りの人しか入れない祭具殿。
古手家の人間以外は「穢れ」を持ち込むため、立ち入り禁止なのだそう。
詩音ちゃんがそんな説明をしているうちに、南京錠を開ける富竹さん。
中に入る鷹野さん。
祭具殿に入りたかったのは、鷹野さんのようです。
詩音ちゃんに誘われ、仕方なく入る圭一君。
富竹さんは見張り役のよう。
鷹野さんは雛見沢の伝承に詳しく、こんなことを話し始めます。
- 雛見沢は昔「鬼ヶ淵村」と呼ばれ、雛見沢の人には半分鬼の血が流れている
- 時折その人喰い鬼の血が目を覚ますと、人里に降りて鬼隠しした
- 綿流しとは、生贄を美味しくいただく儀式
- 綿流しの「わた」は「はらわた」など、臓物を意味する「わた」である
- 梨花ちゃんが演舞で使用する鍬は、人の腹を裂くための解剖道具
- 祭具殿にあるものは、その解剖道具の数々である
綿流しのお祭りは、元々は人喰い鬼が生贄の腹を裂く儀式で、鷹野さんはその風習が今も残っているのでは、と研究しているそうです。
ただ、村人に知られたら罰当たりものとして、大変なことになるため、詩音ちゃんみたいな理解のある人にしか話していない、と。
そうでないと、今年の祟りの犠牲者は自分になってしまう。。。

鬼隠し編の時も、2人は祭具殿に忍び込んでいたのでしょうか、、、?
それで祟りの犠牲になったのでは?
富竹さんが祭具殿に入ってきます。
演舞が終わり、皆が沢の方に降りて行ったと。
富竹さんと鷹野さんは沢に降り、圭一君は詩音ちゃんと石段に座り、自分たちのしたことを考えれば、今日のことは誰にも秘密、そうでないと、今年の祟りの最有力候補だから、と話します。
そして詩音ちゃんが気になる一言。
「でもほんと、あの音は何だったんでしょうね?」
音なんて何も聞こえていない圭一君、詩音ちゃんに聞き返します。
「音ですよ。ドタンバタンってうるさかったじゃないですか」
しばしの沈黙。。。
「引っかかりましたね、圭ちゃん。嘘ですよ、う・そ」
若干詩音ちゃんの顔が真剣だったので、少し引っかかります。
笑いながら石段を駆け下りていく詩音ちゃん。
入れ違いに、魅音ちゃん、レナちゃん、沙都子ちゃん、梨花ちゃんが現れます。
皆で沢に降りて、綿流ししようという流れに。
ふいに魅音ちゃんが、
「ねぇ圭ちゃん、詩音に会わなかった?」
祭具殿のこともあるので、ごまかす圭一君。
「しょうがないなぁ、詩音は。ま、あいつのことだから、放っておいても大丈夫かな」
詩音ちゃんの「音」同様、気になる一言です。
明るくギャグっぽさが目立った1話目に比べて、一気に怖くなってきた2話目。
この落差もなかなかよろしいですね♪
コメント